今回は二巻まで刊行されてるモノを。
この作品は「令嬢」とありますが「悪役令嬢」ではありません。
「乙女ゲーム世界」でもないです。
「元から令嬢」だった主人公が「人生をやり直す」話です。
もうね、最近「令嬢」って付いたらすぐ脊椎腱反射のように「で、出た〜〜wwww」みたいに言う人いますけど。
ああだからあの「アレルギー成分表示みたいなジャンル表記」が存在するのか。
前の記事で言っていた奴ですね。
それでは続きを読む、から感想スタートです。
冒頭からいきなり主人公ピンチになっています。
どうやら婚約者だった男に命を狙われている模様。
もしかしてこれは断罪イベントなのか……?と思っていましたが違いました。
そもそもなぜ主人公は婚約者だった男に追われているのか。
別の女性の方が大事だったということが判明したからか。
彼女曰く実際元婚約者には彼女以上に大事な女性がいることは確かです。
ですがその女性は別の令嬢…ではなく。
彼の「妹」です。
そうです彼はとんでもない「シスコン」だったのです。
よく「マザコンな旦那なんて嫌!」とかありますけど此処ではシスコン。
何でもかんでも一番は「妹」という壊れっぷり。
そりゃあ離れたくなるわな。
いくら話し合おうとしても無駄。平行線にしかならない。
そんなピンチにピンチな状態で主人公は
自身が10歳ぐらいの「少女だった頃」に戻ることとなったのです。
これがタイトルにある通り「やり直し令嬢」なのです。
少女だった頃に戻った主人公は
「シスコン元婚約者と絶対に関わらないようにしよう」と誓い
舞踏会でも彼を極力避けるようにしていました。
フラグ回避は一生懸命・必死に行わないとだめだよね。
でもあまりにもしつこいので、
たまたま近くにいた男性に接近して
「私、この方と結婚します!(要約)」と宣言。
えええ勇気あるなぁ主人公……。
浅田絶対できないしそんな機会絶対訪れないよ……。
彼女の勇気ある行動に巻き込まれた人物はなんと、
「よし、結婚しよう。(要約)」と
彼女との婚約を受け入れてしまったのです。
いくら転機といえどダイナミックかつアクロバットすぎやしませんかね。
いやいや此処はフィクションで魔法とかそういうのがある世界なんだぞ現実世界の常識を持ってくるんじゃない。
まあ魔法もないのに現実世界の常識を持ってこれないゲームもあったんですけど…。
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とまぁ色々ありまして令嬢主人公(幼女)は成人男性と口約束で婚約関係になりました。
追いかけてきた元婚約者(この時は元、じゃないけど)にはめちゃくちゃ文句というか抗議をされましたが、
お相手さんがあしらってくれたのでひとまず安心…かな?
そして主人公はこの後自分が求婚した相手が「とんでもない人物」だということに気づいてしまうのです。
そうです。この男性は「竜帝」という強大な竜の力を持った人物だったのです。
チート男性と婚約関係(口約束だけど)になってしまった主人公。
やり直すにしても限度ってものが……いや此処はフィクションで魔法とかがある世界なんだ以下略。
だけど「竜帝」と呼ばれる男性:ハディスは結構打たれ弱そうな一面を持っていたり、
突然主人公のためにパンを焼いたりなどお茶目な一面もある人なので
恐怖心が半減していく一方ですね。
……っていうふうに油断してるといざ戦闘シーンとかで偉大なる力を目の当たりにしてしまうパターン。
定番ですね。鉄板ですよね。
現在2巻まで…いや最近3巻出たのかな?
浅田が読んでみたぶんでの感想なんですが、
主人公は度胸のある少女です。あんまりチートって感じでもないです。
元から「軍神令嬢」とかいう異名を持つくらいすごい人なので。
元婚約者がめっちゃ夫婦(口約束なんだけど……)を妨害してきます。
ハディスの一族のこととか主人公の家と自身の家の事情持ち出してきたり。
浅田読んでて「こいつうっぜぇ……」とか思いました。
それくらい鬱陶しいです。
ハディスは主人公に夫婦としてめっちゃ思ってくれていますが、
過度に執着していない感じなのでそこはよかったと思います。
この手のだとスキンシップ激しかったり
酷けりゃヤンデレなんてのもありますので……。
まだまだ序盤って感じなのであんまり込み入った話ができないな…。
とりあえず今は特にクセが強いな、って部分はないですね。
クセっていうのは「ちょっとな…」って思っちゃう部分のことですね。
それでは今回は此処まで。
ありがとうございました。