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異世界トリップの脇役だった件2 感想。

久しぶりの異世界トリップものです。

…といっても、

長期間シリーズもの読んでて期間開いただけなんですけどね。

 

今回は前回投稿しました異世界トリップの脇役だった件」の続編です。

続編といっても、主人公はミチルではありません。

彼女のお姉さん:アヤメです。

 

姉妹揃って異世界トリップ。

…そのうちご両親もトリップしてくるのではないかと内心ハラハラしております。

 

それでは続きを読む、からスタートです。

今回トリップするのはミチルのお姉さんであるアヤメ。

…だけです。

あれ?「脇役」は…?

前巻ではミチルが後輩麻紀の「お供(脇役)」としてやってきたんですが、

アヤメはどう「脇役」だったのか…。

ちょっとそこが気になりましたね。重箱の隅ポイント。

 

っていうのは置いといて。

アヤメはどうトリップしたのかというと、いうと…

いや序盤はトリップしてないんですよ。

 

「元の世界で家の壁あたりに異世界の人がめり込んでたのを発見」っていうか。

めり込んでた人はラルクさん。武骨とかそういう言葉の似合う男性です。

ベルセルクに出てきそうな感じ、と思っていただければ。

ベルセルク 1 (ヤングアニマルコミックス)
 

そんなゼラルクさんはどうしてこんな状態に陥っていたかというと、

戦いの最中に囚われてしまいその場をどうにかしようとしていたらアヤメの居る世界に繋がってしまった…なんて。

 

うーん、超次元!

しかもアヤメの世界で普通に売ってる栄養ドリンク(リボビ○ンとか?)を

「秘薬」と呼んで喜んで飲みアヤメに超感謝してるし。

そんなこんな、あれこれでやりとりしゼラルクさんが窮地を脱したところで。

石の精霊の力を介した通信でミチルがアヤメに連絡をするという超次元展開の追加。

 

ああミチルといえば長髪美青年騎士(の皮を被ったトンデモ過保護騎士)のお嫁さんになった方。

もうお子さんはお生まれになったのでしょうか?と思っていたらまだっぽい。

まだ10ヶ月も経っていないんだな…(生々しい表現)。

 

超次元はまだまだ続く。

何故かアヤメもミチルの居る異世界へトリップ。

でもなんか座標をミスったのか全然知らないところに着地。

そこに居たのは以前出会ったゼラルクさん。そしてお供というか友人的存在のキールさん。

二人に助けられてそのまま旅に同行…アヤメはゼラルクさんに守られ…

 

とはなりませんでした。

 

なんとまぁアヤメは武術というか運動神経がものすごく良いので、

大型モンスターの首とか手刀でスパーン!といってしまうんですよね。

これは異世界トリップによるチート能力…と片付けたいのですがそうもいかないような。

剛毅の者やな?アヤメ。

 

こんな強すぎる女にゼラルクさん・キールさんは引いてしまうだろう、と思っていました。

だけど二人は引かなかった。

何故かというと、二人は「アヤメは少年もしくは青年」と思っていたからなのです。

 

表紙では女の子の格好だったのであんまりそうでもなかったんですが、

挿絵だと確かに少年とかに間違われそうな見た目をしていました。

ベルばらのオスカルとかセーラームーンのはるかさんみたいなマニッシュ?って感じですね。

ベルサイユのばら(1)

ベルサイユのばら(1)

 

 


その美青年な見た目とトンデモ戦闘力により、

物語後半でミチルが暴露するまで女だと思われていなかったアヤメ。

一種の才能でしょうこれは。

だからゼラルクさんはアヤメの性別が判明するまで

「なんてことだ!アヤメは男なのに自分はあいつのことが気になって仕方ない!」

ってもだもだしてました。

(そして何故か城の女性陣に彼と少年としてのアヤメが絡んだ薄い本が作られていたなんて話も浮上してきてなんだかな)

 

その後異国とのいざこざを解決し(幼女をゼラルクさんの嫁にして利権などを独占しようという目論みを阻止)、

アヤメとゼラルクさんは結ばれて幸せに暮らすのでした。

……と書くと、二人の愛の力によって目論みを阻止したように聞こえますね。

違います。

阻止したのは、実質ゼラルクさん一人です。

 

彼がいうには、

「アヤメが元の世界に帰っても後悔のないように異国の問題を解決(武力で)してきた!」と。

しかも「秘薬(アヤメの世界での栄養ドリンク)を飲んで」戦ったなんて。

カインロットさんもとんでもないけどこの人もめちゃくちゃやな。

 

そんな超人的なゼラルクさんとアヤメは末長く幸せに暮らしましたとさ。

めでたしめでたし、ね。

 

総合的な感想ですけど、

「脇役」って感じはしませんでしたね。

能力(身体能力?)的にもメインっぽいし。

「脇役の姉」って感じもそんなにしなかったような…。

 

今回のゼラルクさんも前回のカインロットさんも

過保護の勢いがとんでもなかったです。

葉月クロル先生の過保護の描写は凄まじいものを感じます。

 

次回もKindle Unlimitedで読んだ本の感想になると思います。

今回の感想は以上です。

ありがとうございました。