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乙女ゲームの世界で私が悪役令嬢!?そんなのお断りです! 感想。

そりゃお断りでしょう破滅フラグと隣り合わせなんて。

(タイトルに返答するスタイル)

今回はBOOKOFFで購入した文庫本の感想となります。

久しぶりに「あのカバー」の出番です。

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こちらの手作りカバー。

実は何度か新しく作ってます。

やはりクラフトペーパーはあまり耐久性が…。

 

またまた悪役令嬢モノですがよろしくお願いいたします。

 

それでは続きを読む、から感想スタートです。

主人公は現世(転生前)ではアラサー女性。

やっぱ乙女ゲームに打ち込む=アラサーぐらい

っていう式が出来上がってるみたいですね……。

ネオロマ世代はもう少し上か?

いやこれ以上言うと謎の爆撃に遭って浅田が現世からログアウトしてしまう。

やめよ。


彼女には物凄くハマっているゲームがあります。

タイトルは「悠久の時を貴女と共に」

彼女はそのゲームの主人公:ニーナが大好き。

ニーナと攻略キャラとの恋愛シーンも大好き。

それぐらいハマっています。

だけど彼女はある日事故って死んでしまいます。

死んで意識が遠くなっていく瞬間でも彼女は「悠久の時を貴女と共に」を気にかけていました。

……真のファン、と感心して良いのでしょうか?

ちょっと心配になってきた。

 

次に彼女が目を覚ました時、見覚えのある部屋・見覚えのあるetc…。

「ここは悠久の時を貴女と共にの世界だ!」

…そう彼女は確信。大好きな乙女ゲームの世界に転生。

でも転生した時の姿というか人物に唖然。

 

悪役令嬢:セシリアに転生してました。

 

原作乙女ゲームをやり込んでいる彼女は、

セシリアが最期どうなるかを知っています。

なのでこのまま原作通りの展開に進んでいくと彼女は処刑エンドです。

これは絶対回避しなければいけませんよ。

 

だから彼女は紙に作戦や出会ったキャラ(主に攻略キャラ)の情報を書き記していきます。

幼少期の彼女が書いた字なのでフォントが可愛いものになっていますよ。

「図とかで解説するのは小説としてどうなの?」「そこだけフォント変わると違和感しかない」

って話を一昔前に色々言われてましたけど、

あの世界的に有名な小説:ハリーポッターシリーズでも図みたいなのありましたから大丈夫でしょう。

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…話を戻しまして。

処刑エンドを回避するにはどうすれば良いか?

当然ヒロイン:ニーナをいじめないことと、

攻略キャラに干渉せずニーナが攻略キャラのうち誰かと結ばれることですよね。

彼女はヒロイン:ニーナが大好きなので前者も後者も絶対に成功させたい。

というわけで作戦が実行されるのです。

 

ですが現実(物語の展開)はやはり何処でも厳しいようで。

婚約者である王太子:カイゼルを始めニーナと結ばれる対象となるキャラはみんなセシリアに構ってきます。

しかも全員彼女に惚れ込んでいます。

セシリアがニーナの話題を持ち出しても、不発に終わりさらに彼女に干渉してくる。

(大体「ニーナは友人として好き」「魅力的ではあるが」「そもそも興味ない」で突っぱねられる)

 

今のところ攻略キャラ全員が相関図によくあるハート付き矢印を彼女に向けている状態です。

所謂逆ハーって奴です。悪役令嬢モノあるあるですよねー。


今彼女に惚れているキャラは以下の通り。

王太子で婚約者:カイゼル

②堅実な騎士:ビクトル

③無愛想な研究省所長の息子:シスラン

④腹黒ヤンデレ王子:レオン

⑤砂漠の国の王太子:アルフェルド

 

……多いよ。

あと女性キャラにも慕われています。

①原作乙女ゲームの主人公:ニーナ

②カイゼルに憧れている令嬢:レイティア

 

もう登場人物全員に惚れられていると言っても過言ではないです。

人…たら…し?

 

なんていうかあっさり惚れすぎなんですよね。

2、3ページしたらあっさりセシリアに惚れちゃってるというか。

ここ7ページくらい割いた方がええんちゃう?ってのもあったりなかったり。

特にあっさりしすぎやろって思ったのはレイティアのエピソード。

 

彼女最初はカイゼルに惚れていて彼の婚約者であるセシリアを疎んでいたんですよ。

だからわざとパーティでぶつかってセシリアのドレスに飲み物こぼしたりして

テンプレな嫌がらせをしてきたんです。

でも嫌がらせをしたレイティアはシスランたちに一部始終をしっかり見られてたので

周囲の人間に咎められたり責められたりしてしまう。

そんなレイティアをセシリアが庇う

→次のページあたりでセシリアを慕う女キャラになっている

……ってのがマジであったんです。

 

魔入りました入間くんならアスモが2ページで入間くんに心酔してるってもんですよ。

早い、早いよ!!


なんというか一巻で各キャラのイベントが一斉に現れた、って感じがしました。

打ち切り覚悟の漫画でも一話分ぐらい余裕あるだろ、とか。

 

この作品は文庫本で全2巻なのですが、ラストは(セシリアの)逆ハーレムエンドです。

テイストとしては「俺たちの戦いはこれからだ!」みたいな。

誰とくっつくとかそういうのはないです。

しかも一人攻略キャラという名のセシリアに惚れた男が増えてますし。

DLCエピソードで登場する皇帝です。

 

総合的な感想になるのですが、

やっぱ展開が早いなぁ…ってのがですね。

文庫本の厚さも並って感じですしおすし。

もう一巻必要じゃないかと思うんですよ。

 

今回はここまで。

ありがとうございました。

 

A8.net