今回読んだラノベはこちら。
転生令嬢モノですが主人公は悪役令嬢ではありません。
乙女ゲームの主人公です。
しかも武闘派。前回読んだラノベの主人公:スカーレットほどではありませんけど。
それでは続きを読む、からスタートです。
簡潔な感想
ドロッドロのヤンデレかと思えば結構サラッとしたモノだな、と思いました。
ただただ「彼女は俺(僕)のモノだー!」ってアピールを激しくしているだけのようにも。
悪役令嬢転生ではなくヒロイン転生なので、
「え⁉︎破滅フラグ回避かと思えば逆ハールート⁉︎」なんてモノはありません。
主人公の前世は元ヤン
主人公:セリーナの前世は元ヤンキー。
それも古き良き…って感じの。簡潔に言えばテンプレ女ヤンキーです。
その所為か地の文もセリフも大半が砕けていたり口が悪かったりしています。
何事も力で解決!って脳筋さも伺えます。
……なんですけど。
ちょっと主人公を頭悪くしすぎかなー?と思う部分がちらほら見られます。
彼女は前世で「ヤンキーを辞めて就活を始めた」って状態だったんですが、
「疲労コンパイ?」とか「セートーぼーえー?」みたいに「頭悪いんで分かりません」な表現が出てきて
「そんな状態で就活挑んでたんですか⁉︎」と驚いてしまいました。
ヤンキー=頭がよろしくないってイメージなんでしょうか……。
正義感あふれるヤンキー!って場面もあるんですけど、
先ほどのようなモノを見せられると近年疎まれる
「俺頭悪いからわかんねーけどよぉ…」から始まる啖呵っぽくて
どうもスッキリしないことがあります。
転生先はヤンデレ乙女ゲーム(しかも誰とも恋しなかったら死ぬ)
それだけでも苦しいのに
「誰とも恋しなかった場合セリーナ様は死んでしまいます」
と侍女に転生したサポート役のコレットに死刑宣告をされてしまい、
セリーナの「無理ゲー」生活が始まるのでした。
このゲームは前世でセリーナの妹もプレイしていたゲームだったのですが
「攻略本が無いとハッピーエンドに行くのは難しい」ぐらいの難易度。
それをほぼプレイしていないセリーナが攻略していくのはかなりの拷問です。
主人公は勘違いしまくる鈍感なので攻略キャラのヤンデレ度は加速していく
前世でゲームをやり込んでいたというコレットのアドバイスを頼りに
セリーナは攻略を進めていきます。
いきます、が。
彼女は恋愛に関してかなり鈍感だった為、なかなか恋に発展していきません。
……彼女「は」恋に発展してはいませんが彼らの「狂った」愛情はどんどん暴走していきます。
こんな状態でどうやっていけばいいんだろう…と思いながら私は読み進めていました。
最後に
「ヤンデレ」に対して必要以上に期待を持たなければ大変面白い作品だと思います。
「鈍感主人公に狂った愛情を向けるイケメンたち」としてみるのであれば大丈夫でしょう。
今回は以上です。
ありがとうございました。