今回は異常です。ありがとうございました。

DLsiteがるまにの作品感想やラノベ感想などを投稿しています。

捨てられ幼女は最強の聖女でした~もふもふ家族に拾われて甘やかされています!~ を読みました。

今回読みましたのはこちら。

こちらは前回と同じく

「追放モノ」と「聖女モノ」両方ともある作品です。

ですがこちらの主人公は「パーティーから」追放されたのではありません。

 

「家族から」追放された主人公なのです。

それでは続きを読む、から感想です。

簡潔な感想

妹に捨てられたし、呪いもかけられたけど

よくある「仕返ししてざまぁ」をしてない作品です。

結局妹の「やらかしたこと」は許せないけど、妹自体は憎んでいないというちょっと甘い主人公でした。

チートな聖女能力はありますけど、それを上回るぐらいの「家族による甘やかし」が作品の中心と言ってもいいですね。はい。

 

転生者な双子の妹に追放された主人公

主人公:リリーは心優しい女の子。

彼女はある日双子の妹:ローゼマリーに

「ここは乙女ゲーム

「貴女は悪役令嬢」

「原作通りだと誰か死ぬから箱推しの私は悪役令嬢のお姉ちゃんを閉じ込める」

と訳の分からないことを言われます。

 

勝手に(ローゼマリー基準で)悪役令嬢にされて、

その上監禁なんてリリーは当然受け入れられない。

でもローゼマリーの計画は実は準備がかなり進んでおり、

「家族や周囲の人間はお姉ちゃんに関する記憶を抹消されてる」

と彼女に告げられた時リリーはショックを受けてしまいました。

最悪過ぎます。

 

拾ってくれたのは優しい獣人たち

家族から(記憶がないので)見放され、監禁の後メイドに山林に捨てられたリリー。

行く宛てがなく絶望していた彼女を助けてくれたのは逞しい獣人の男性。

 

リリーが山林に捨てられるまでの経緯(ローゼマリーにされたこと含めて)を話すと

彼は激怒。彼は「捨てる」という行いを断じて許さない人物だったからです。

だから助けたリリーを「自分の家族の一員」として迎え入れてくれました。

 

優しいですね…。

そして優しいのは彼だけではありません。

「末っ子はとにかく甘やかす」という姿勢の獣人3人組がリリーを可愛がってくれます。

あと甘やかす…ではありませんが「天才魔法使い(?)」の獣人も彼女を気にかけてくれています。

こ、こんなに一気に甘やかされてリリーは大丈夫なのでしょうか…。

温度差が酷すぎてヒートショック起こしませんか?

 

神によって主人公は聖女に

転機は獣人たちのお祭りの時。

精霊や神の為に舞う踊り子のサポートをしていたリリーは、踊り子と一緒に神様と出会います。

 

その際、呪いによって身体が成長しないので大きくしてください!

と神様にお願いすると、

何と聖女の力を授かったのでした。

(聖女の力を使うと成長するようになってます)

 

神様によって得た力は勿論チートです。

周囲の人間たちを大回復させることが出来るぐらいチートです。

 

どんでん返し?

その聖女の力を授かったリリーは獣人たちと一緒に

今までの事件の首謀者である双子の妹:ローゼマリーの元へ。

正当法であればこのまま彼女を倒して…なのですが、

実は…

ってのがこの作品の意外な部分でした。

 

最後に

可愛い、甘やかされる女の子が大好きな人にはおすすめかもしれません。

挿絵も可愛いですよ。

戦闘シーンは少なめです。

ただもしかすると続編が出るかもしれません。

最後にもう1人倒すべき存在のこと語られてましたし。

 

今回は以上です。

ありがとうございました。