乙女ゲーム転生モノ。
だけど乙女ゲーム主人公に転生。
そして悪役令嬢と王子の婚約破棄を阻止するお話。
それでは続きを読む、から感想です。
簡潔な感想
短編ですが綺麗にまとまっていた作品でした。
読んでいると
「悪役令嬢に転生モノのあるある」
「乙女ゲーム主人公転生モノのあるある」
の知識を両方知ってる主人公が悩みまくるシーンがあり、
あ~そうなっちゃいますよね…と納得してしまいました。
主人公は(総合的に)婚約破棄を阻止したい
主人公は少しわがままな理由で王子との婚約を拒否したい。
だって王子と結婚=王妃になる、だから。
元平民の主人公には荷が重いし面倒。
だから王子ルートのフラグを折って路線を変えようと奮起します。
それに協力してくれたのは王子の側近、アルフォンス。
彼も主人公と王子が結婚するのを良しとしない人です。
彼の場合は「王子と貴女(主人公)が釣り合う訳がない」という理由からですが。
乙女ゲームの強制力故なのか王子の押しが強い
主人公とアルフォンスがいくら頑張ってフラグを折ったり王子と悪役令嬢の仲を取り持とうとしても、
王子は主人公に夢中。
私が恐ろしいな、と感じたのは
「王子・悪役令嬢・主人公・アルフォンスたちで食事(平民たちの間で食べられているもの)をしたのに、
王子は主人公の食事してる所しか見ていなかった」
ってシーンですね。
病気ですよ、病気。
最後に
紆余曲折を経て最終的に婚約破棄を阻止することはできたのですが、
どうやって阻止できたのかは読んで知って下さい。
「えーっ!」とちょっと驚きますので。
有り得ない!超次元!ではありません。
安心して下さい。
今回は以上です。
ありがとうございました。