久しぶりの女性向けエロラノベです。
それでは続きを読む、から感想です。
腹黒王太子×悪女志願の未亡人
「こんなこと、僕としか、したくない?」
伝統ある伯爵家を守るため悪女のふりも頑張ります!!
…なのにどうして年下王太子とえっちしちゃってるの!?
実家の財政と伯爵家の存続のため高齢のフレイル伯爵と名目上の結婚をして未亡人となったイレーネ。
高位の貴族女性達に貞淑な喪服姿で誘惑していると絡まれて殺されかけた彼女は、
それならと悪女のふりをし王太子ユリウスを誘惑することに。
だが年下の頼りない男性だと思っていた彼は二人きりになると豹変!!!??
「ふふ、ここ、感じるんだね」
意外なしたたかさを見せるユリウスに初めてなのにとろとろに蕩かされてしまって!?(あらすじより引用)
評価:★★★★★★★★☆☆(8/10)
簡潔な感想
エロとしては良さげだと思います。
未亡人な主人公ですが元夫が高齢、妻というより養女のように接してくれていたので、
変な罪悪感に苛まれる……なんてものはありませんでした。
そこは私にとっては最大の安心ポイントです。
あとこの作品の挿絵を担当された八美☆わん先生のエロ絵を初めて見たのでものすごく新鮮に思えました。
未亡人主人公は年下王太子とカップルを偽る
主人公は別に誘惑しているわけじゃないのに、
喪服で貞淑な姿勢でいる=男達が惹かれてやってくるので誘惑しているんだ!!
……と女性陣に恨みのこもった視線を送られ続ける日々。
遂には怒りが頂点に達した公爵夫人たちに崖に突き落とされてしまいました。
もうやりすぎです。殺しにかかってきてますよ。
でも主人公は、元夫の遺品である指輪の宝石に宿った力で時間を舞踏会が始まる前にまで戻すことが出来ました。
舞踏会が始まる前に戻れた主人公はいつも通りに喪服で参加するのをやめることに。
彼女は「もう男に言い寄られないぐらいの悪女になってやろう」と決意するのです。
実行に移すともう言い寄ってくる男は少なくなっていきます。
(身分や剣術などの実績を条件にして振るいにかけていけばそりゃあ絞られていきますよね)
それでも言い寄ってくる男がいたのでそれを交わす為にイレーネは近くにいた王太子のユリウスと交際している、大人の夜を過ごすんだから!と宣言。
これだけ大胆な行動に出れば周囲の人たちは手出しができない。
ひとまず安心……かな?
初めて同士なのにとんでもなく濃密な愛し方
2人とも初めて同士。
ユリウスは成人したばかりだし、イレーネは処女。
だから手探り状態で愛し合っていました。
次に行為に及ぶ時にはきっと1歩進むんだろうなあ……と思っていたのです。
しかし。いきなり野外で致し始めたので、思わず「おいおいおいおい」と呟きそうになりました。
ちょっとすっ飛ばしたところがあります……ね?
最後に
今回のは良かった。
ステップアップの勢いはかなり強かったと思いますが、
それが作品の雰囲気をぶち壊すものではなかったので良しです。
今回は以上です。
ありがとうございました。