Amazonでよく見かけたので購入してみました。
それでは続きを読む、から感想です。
魔王(ラスボス)よりも強いけど、平穏に暮らしたいんです。
【WEB版より6万字加筆!】
でも実はユミエラは、本編ではショボいが、エンディング後には裏ボスとして再登場し勇者と渡り合うキャラで――つまり超絶ハイスペック!
ついゲーマー魂に火がついて鍛えた結果、学園入学時点で私はレベル99に達してしまっていた。
ゲームのストーリーには関わらず目立たず平穏に過ごすつもりが、入学早々レベルがバレて、ヒロインや攻略対象達には魔王と疑われてしまい……!?(あらすじより引用)
評価:★★★★★☆☆☆☆☆(5/10)
簡潔な感想
なんといいますか、ダレます。
主人公が強い!ヤバい!から始まったのに、どんどん勢いが弱まってきたようにダレていきます。
今まで私が読んできたラノベに対する私の感想ではよく「もう少し量が欲しかった……」という発言が出てきます。
情報量が足りていなかったから、もっと読みたかった……という所からそんな感想を述べてしまいがちです。
ですが、この作品は「情報量が多すぎる気がする」。
主人公:ユミエラが強い!……で終わってしまっている感が強い所為で、3巻辺りからすごくダレていきます。
作者:七夕さとり先生はもっとユミエラと婚約者のパトリック、友人?のエレノーラのわちゃわちゃしたエピソードをお出ししていかれると思うのですが、
私には合いませんでした。これは相性の問題ですし、元より私の感性(感受性?)の乏しさが招いたものなので仕方ありません。
俺TUEEEEするならダレずに突っ走って欲しかった
主人公:ユミエラはダンジョンに行きまくってレベルが99のカンスト状態になった所謂「チート主人公」。
学園の生徒たちのレベルを遥かに上回っている魔力と、黒髪の所為で周囲から恐れられていました。
(この世界で黒髪は呪われた存在だと忌み嫌われ差別の対象になっていたそうです)
そんな彼女のチート能力と彼女自身のハチャメチャさに周囲は振り回されていく……というのがストーリーの基本。
……なんですけど、流石に最新巻の4巻までこのノリで通していくとなると、
私はちょっとギブアップしてしまいます。
俺TUEEEEは確かに魅力の一つではあります。
ですが、ダレていくとそれは難点、難所になっていきます。
そこが本当に私には合わなかった、と思います。
周囲の人間に愚かなというか残念な人間が多すぎる
悪役令嬢だし、チート主人公故に彼女に突っかかってくる人間は当然居ます。
その人間とは乙女ゲーム主人公とその取り巻き(攻略キャラ)。
王太子殿下を始めハイスペックイケメンが揃っている……はずなのですが何処か愚かなのです。
私が一番驚いたのは、如何にもインテリなキャラが「自分たちのレベルを合わせれば120、レベル99のお前に勝てる」とか言い出した場面ですね。
もう脳裏に浮かび流れていくのはトンデモ理論を振りかざすギャグキャラ。
緑間真太〇みたいな口調で残念な発言をする彼に私は驚きっぱなしでした。
最後に
ダレていくのは良くないと改めて思う作品でした。
長期連載では仕方のないことなので逃れられないのでしょうか。
今回は以上です。
ありがとうございました。