……試し読みです。
それでは続きを読む、から感想です。
陰で“極悪令嬢”と恐れられる侯爵令嬢・ローザリア。
レスティリア学園に通う王弟・レンヴィルドと騎士カディオとの仲が深まると、私が「正ヒロイン」だと名乗る少女が現れて…
実はこの世界は“乙女ゲーム”で彼らは転生者だった!?
そんな設定つゆ知らずなローザリアは、攻略対象を次々と籠絡していき?
「これだけの非道を、ただの役柄で演じられるとお思い?正真正銘、極悪令嬢ですわ」WEB発・最強の悪役令嬢、爆誕!(あらすじより引用)
評価:★★★★★★★☆☆☆(7/10)
簡潔な感想
極悪ではない。
悪役令嬢かも怪しい令嬢な主人公です。
「精神状態の怪しい人をたしなめる」シーンの多いこと多いこと。
読みやすいんですけど……。
なろう小説にありがちな「登場人物の知能が主人公より下がっている」はありません。
……というより「登場人物の精神状態が主人公より危うい」って感じでしょうか。
主人公はnot転生者
悪役令嬢モノは主人公が転生者っていうのがお決まりのパターン。
でもこの作品は主人公は転生者ではありません。
周囲の人間が転生者です。
その所為で主人公は頻繁に「どうしたのかしら」「どういう意味?」みたいな状態に陥ります。
だから悪役令嬢モノの悪役令嬢がフラグ回避の為に必死に行動しているのを見た時のリアクションが主人公を通して知ることができます。
攻略キャラを籠絡……?
あらすじには攻略キャラを籠絡……とありますが、8割方違います。
私の感覚によるものですけど。
向こうが好き勝手に暴れるのを宥めていくことで事態をひとまず沈静化、みたいな感じです。
世に出回る乙女ゲームの「介護」とも言えそうです。
最後に
読みやすいだけにひたすら残念に思ってしまいます。
今回は以上です。
ありがとうございました。