きゃる先生の悪役令嬢モノよ!!
それでは続きを読む、から感想です。
前世の記憶がある侯爵令嬢のブランカは、ここが乙女ゲームの世界で、自分が悪役令嬢だと知っていた。
前世でこのゲームが大好きだった彼女は、悪役令嬢らしく意地悪に振る舞おうと奔走する。
しかし、ヒロインも攻略対象もなぜか自分にべったりで、シナリオ通りに動いてくれない!!
ヒロインがバッドエンドを迎えると、国が滅んでしまうかもしれないのに!?
焦るブランカだけれど、彼女自身も攻略対象の一人を好きになってしまってーー!?(あらすじより引用)
評価:★★★★☆☆☆☆☆☆(4/10)
簡潔な感想
スッキリしない悪役令嬢モノ。
何かこう既存の悪役令嬢のテンプレをなぞってしまった感じ、で終わっているように思えました。
マリエッタ(乙女ゲーム主人公)の恋……応援してる?
乙女ゲーム主人公:マリエッタが攻略キャラと結ばれてハッピーエンドにならないと国が滅んでしまう!
だからブランカは徹底的に悪役令嬢を演じる!(マリエッタの恋を応援!)
……という目的、目標があるのは素晴らしいと思います。
でも実際はテンプレにちょっと盛っただけ感がある悪役令嬢が乙女ゲーム主人公にバンバン言葉をぶつけてるだけに見える……。
もっと足引っ掛けるとかワンランク上の嫌がらせとかしないんだろうか……。
悪役令嬢が破滅フラグを回避、じゃなくて悪役令嬢に徹する!!
……であればもっとやった方がいいと思います。
事件を無理やりねじ込んだ感がある
突如現れた留学生のダミアンが事件の加害者の一人で、
攻略キャラの一人:リュークに対して特別な感情を抱いている……という情報が急にやってきたのでびっくりしました。
QBK(急にボールが来たので)、みたいな。
ハッピーエンドも無理やり感
原作乙女ゲームはグダグダ、悪役令嬢に徹するも徹しきれてない、突然すぎる事件。
それが重なった後で結婚式でハッピーエンド。
ちょっとスッキリしないですね……。
あれ?きゃる先生どうしたのかな……と思ってしまいました。
私はきゃる先生の何を知っているんですかね。
最後に
このモヤモヤした気持ち、武闘派令嬢の4巻で晴らしてみたいと思います。
今回は以上です。
ありがとうございました。