ちょっと読んでみました。
それでは続きを読む、から感想です。
乙女ゲームの悪役令嬢に転生したオフィーリア。
平和な学園生活を送るはずだったのに、腹黒ヒロインからいじめられて、挙げ句の果てに処刑エンドまっしぐら――ってそんな人生ごめんです!
こうなったら、知る人ぞ知る【裏ワザ】を使って幻の「悪役令嬢ルート」に突入します!!
でもなんだか、攻略対象たちの溺愛が本編以上にヤバイみたい……?
(あらすじより引用)
評価:★☆☆☆☆☆☆☆☆☆(1/10)
簡潔な感想
何もかもが物足りないとか以前に読んでてつらい。
あらすじの「攻略対象たちの溺愛が本編以上にヤバいみたい……?」は
溺愛がヤバいんじゃなくて、そもそものキャラがヤバいと言いますか。
読んでても、「こんな男に惹かれるのか……」と訝しむこと多数。
私もまさかこんな最低評価をつけるとは思いませんでした。
前世エピソード、序章が何か痛くて見てられない
前世でプレイした乙女ゲームに出てくる悪役令嬢が可哀想……と思うのは分からんでもないのですが、
それを公式にメールで凸するのは如何なものか……。
昨今のファンや二次創作手がけてる人と公式との距離感云々を考えてしまって話に入り込めないのです。
あと2巻序章の開発側の話が痛く思えてならないのですよ。
腐女子の描いた同人誌の後書き感がすごくてすごくて……。
まだこれが序章だったから良かったと思いました。
本編だったら文庫本投げていたかもしれない。
……別の要素で文庫本投げかけましたけど。
主人公の言い分と世界のシステムが合致していない
終盤に乙女ゲーム主人公が本性を現してお決まりの「私は乙女ゲーム主人公なのに!」を放ち、
さらに「この世界もキャラも所詮ゲームなんだから」と酷い言葉を吐き捨てます。
その発言に対してオフィーリアは「ここで生きている人たちは実際に生きてる!ゲームなんかじゃない!」みたいに反論をします。
……なのですが、私的にオフィーリアの台詞がちょっと説得力がないな、と思いました。
何故なら、この世界が「ゲームのギミックやコマンドといった物を駆使してエンドが決まるようになっている」から。
ルート云々を確認するツールとして、「花壇のフリージアの色」があります。
このゲーム(世界)では攻略キャラを表した色のフリージアが花壇に植わっていればそのキャラのルートが確定……という仕様になっています。
そして逆ハールートだとそのキャラの色全色のフリージアが植えられていれば確定します。
……で、オフィーリアが実現しようとしていた「悪役令嬢ルート」を確定させる為にも花壇のフリージアが必要。(黒色のフリージアが植わっていれば確定)
終盤に「この世界はゲームじゃない!」と乙女ゲーム主人公を説教しても、これでは説得力に欠けてしまいます。
結局アンタも乙女ゲームの仕様頼りやないかーい!……って。
んで攻略キャラたちも植わっている花が変わった途端
乙女ゲーム主人公に向けていた好意がゼロになったかのようにオフィーリアに愛を囁くようになる……。
この世界何だかおかしいよ……。
最後に
ツッコミどころ満載!っていう本の方がまだ平常心を保てるレベル。
私、同じ作者さんの作品が3回面白くなかったらしばらく読むのやめようとするんですけど
ここしばらくぷにちゃん先生の作品読まないと思います。
今回は以上です。
ありがとうございました。