だからラノベ上のスローライフ≠一般的なスローライフなんだってば。
それでは続きを読む、から感想です。
OL愛莉は、前世で大好きだった乙女ゲームの中の悪役令嬢・アイリーンに転生してしまう。
シナリオ通り学園を追放されるけど、意気揚々と第二の人生をスタート!
町の人々の助けを借りながら、田舎にカフェをオープンさせスローライフを満喫♪のはずが、突如“極上モフモフ”が登場!
自慢のスイーツで餌付けを試みるけれど…!?
(あらすじより引用)
評価:★★☆☆☆☆☆☆☆☆(2/10)
簡潔な感想
薄い。
メリハリが見られない。
可愛らしい雰囲気でお店モノ……という良さげな題材なのに、
私には合わなかった。
乙女ゲームベースである必要性が感じられない
これもう私他作品の感想で何べんも発したセリフなんですけど、
今回もそうでした。なので言ってしまいました。
乙女ゲーム、悪役令嬢。
こんなのもう余程ヤバい要素持ってこないと没個性化するじゃないですか。
だったらもう悪役令嬢とかやらずに、
心機一転!苺スイーツショップ始めました!
……っていうのにした方が手に取りやすいと私は思います。
というか私が疲れてしまっているからかどうか分かりませんけど、
乙女ゲームの主人公補正がガバガバなんですよ!!
本家乙女ゲームなら
「まあリアルはもっとしなきゃいけないけどゲームだから少し簡単になってるんだな……」
になるんですけど、
「主人公だからぜーんぶ思いのままにできまーす♡♡」
「悪役令嬢ざっこ♡早く断罪されて退場しろ!攻略キャラとか他キャラおねがーい♡♡(マインドコントロールめいた何か)」
ばっかりなんですよ!!
いくら敵をsageにsageて断罪に持っていくとしても、
それは乙女ゲームの主人公補正じゃないです……。
じゃあもう乙女ゲーム関係ないじゃん!!
トントン拍子に元クラスメイトたちとの関係が修復される
退学・追放された後、ショップを始めたアイリーン。
まあお店モノなんで様々なお客さんがやってきます。
大体元クラスメイト。
アイリーン在学中に罵声などを浴びせた人たちが店を訪れ、スイーツを通して関係を修復させていきます。
……アイリーン、そのスイーツは何か「キマる」モノが入っているんでしょうか?
あまりにもあっさりしすぎなんですよ。
いくらアイリーンの懐が広く寛容だとしても、うーん……とモヤモヤしてしまいます。
展開も断罪も間延びしている
事件が数回起こるんですけど、大体あっさり犯人が捕まり、
「だってアイツ(乙女ゲーム主人公)が!」
と犯人が供述します。
これだと、「乙女ゲーム主人公が黒幕だと思うよね?でも実はね……。」が来たらちょっと面白そう。
でもそんなモノはありませんでした。
あっさり乙女ゲーム主人公は捕まり、あっさり裁判が開かれてしまいます。
え?早くないですか?
捕まるのはまあ早くても構わないと思いますが、裁判はもうちょっと後にした方が……。
しかもその裁判(断罪)もグダグダ。
乙女ゲーム主人公が弁明している中に突然彼女の身内が激怒して「お前(乙女ゲーム主人公)は勘当だ!!」と喚いたり、
それを止める為に王子が権力を行使して家ごと黙らせたり……。
どういうことなんでしょう……。
最後に
モフモフ付き……。
その要素少なかったなぁ……。
今回は以上です。
ありがとうございました。