今回は異常です。ありがとうございました。

DLsiteがるまにの作品感想やラノベ感想などを投稿しています。

勇者になれなかった三馬鹿トリオは、今日も男飯を拵える。 を読みました。

ノリが楽しそうなのを読んでいくよー!!

 

 

それでは続きを読む、から感想です。

ステーキ! 唐揚げ! 川魚の塩焼き! 
特別な料理は要らない。これは、“男飯”なのだから。


小学校からの幼馴染であるアラサー男の北山、東、西田は、『勇者召喚』で異世界に召喚されるが、鑑定の結果、三人は勇者ではない判明し、城から放り出されてしまう。
慣れないサバイバル生活を余儀なくされる三人だったが……これが意外と面白い!
お金を稼ぐ為、食べる為、そして生きる為に、三馬鹿は今日も狩りをする。(あらすじより引用)



評価:★★★★★★★★★☆(9/10)

簡潔な感想

楽しい!
かっこいい!
美味しそう!(料理が)

三拍子揃った楽しいお話。
読んでて本当に楽しく、嬉しくなりました。

三馬鹿トリオのコンビネーション

異世界召喚されたアラサー三人組が異世界の食材を用いて料理(所謂男飯)をしていく。
メインは料理かな?タイトルからして。
異世界らしい戦闘は後半にありますが、只管狩りして料理して。
その結果3人とも着実にレベルを上げていく。

 三人それぞれ特技・役割を持っていて、変にグダグダしなかったのも良かった。
リーダーで料理上手の北山。
心優しい力担当の東。
酒好きで俊足の西田。
全員好感の持てるキャラだからストレスフリー。

飯テロ(異世界)

この作品のメインである男飯。
男飯だからなのかはわかりませんがとにかく肉・肉・肉。
その肉は現地調達の……
魔獣のもの。
異世界の住人はめちゃくちゃ魔獣の肉を食べることを恐れています。
そんな中異世界召喚されて異世界の常識や慣習を知らない三人は
ジャンジャン魔獣をハントしてその肉を料理しまくる。
素材はアレ(有害ではないが忌避されてる食材)だけど料理は元の世界の料理と変わらず。
だから読んでる自分はこの作品に飯テロされてしまいました。

 

変に持ち上げられない安心感

ここですげー!!って思ったのは、昨今のラノベでちらほら見られる
「一般常識レベルのことで超リスペクトされたり過剰に持ち上げられる」
という要素がほとんど見られない点。
ここでの持ち上げ要素っていったら
「異世界では忌避されている魔獣の肉を料理して食べているのに異常なし」
「困っている人が居たら放っておけない優しさ、戦闘中で時折見せる厳しさ」
とかではないでしょうか。
三人の男気などに受付嬢(兼ウォーカー)や奴隷だった獣人少女、最初は三人を見下していたお嬢様は惹かれていく。
恋愛感情ではないと思います。ただ男気に惹かれたって感じかもしれない。
料理も上手いし。
だから「まーあこんな三人に惹かれてもおかしくはないよね」って感じで安心しました。

最後に

楽しそうだなぁ……。
次巻を購入してみたい、と思いました。
男性主役のラノベで次巻を読みたい!って思えたのってなかなかないので、
本当に面白い作品でした。


今回は以上です。
ありがとうございました。