今回は異常です。ありがとうございました。

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追放された聖女が聖獣と共に荒野を開拓して建国!各国から王子が訪問してきます。なお追放した国はその後…… を読みました。

メルカリ利用した……。
出品者さんありがとうございます。
丁寧にカバーもつけてくださって……。

 

それでは続きを読む、から感想です。

聖女として王都で祈りを捧げる日々を過ごしていたロザリー。
ある日突然王太子に身に覚えのない罪を着せられ婚約破棄された挙句、国外追放されてしまう。
追放された荒野でひとり途方に暮れていると、突如狼に襲われロザリーはピンチに。
しかし真っ白な獅子の聖獣コンティオールが現れ、あっという間に狼を撃退する。
ロザリーがコンティオールと二人で暮らすため、新たな国を作ろうと奮闘するうちに水の精霊や大地の大精霊が集い、さらには封印されし水龍が目を覚まし――!?
(あらすじより引用)


評価:★★★★★☆☆☆☆☆(5/10)

簡潔な感想

もしかしてこれは一巻完結モノ……?
あらすじから予想していたのは、2巻3巻ぐらいで終わる感じの物語でした。
……なのですが、実際読んでみると、
いろんな国が攻めてきました協力者がチートです
あっさり追い払って主人公の国は安泰聖女様万歳

という急展開と、
とりあえず理解者というか
ずっと味方でいてくれたイケメンと結婚出産でハッピーエンド。

うーん何かスッキリしない!!

急ぎ足すぎて目が回りそう

前述の通り、この作品は展開がめちゃくちゃ速いです。
荒野に聖女と聖獣のチート能力で建国
大地などが豊かになったことで眠っていた精霊(大精霊含む)たちが目覚めて彼らが国をさらに活気づける。
いろんな国が攻めてきたりするけどチートで撃退、主人公を追放した国は大ピンチなので救援。

…………。
これがこの一冊に詰め込まれています。

行商人さんがチートすぎる

聖女ロザリーと聖獣コンティオールたちはそりゃあもうチートオブチートなんですけど、
他にもチートな人が居ます。
それは各国を回る行商人さんです。
行商人さんはロザリーの国で生産品を他国へ売り歩いてくれるだけでなく、
周辺国の事情や状況を詳しく教えてくれる存在です。
やはり何処の国のファンタジーでも行商人や旅人というのは侮れないんですね。

え?追放した王子の出番ってそれだけ……!?

こういう追放モノの定番はやはり追放した人間の破滅。
破滅っていうかざまぁなんですけどね。
今回は王子。ロザリーを言われのない罪で追放し、何度かロザリーの国に兵士を送り込んできた人。
そんな彼はどうしているかというと。
ロザリーを追放した所為で国の防護膜が剥がれてモンスターがどんどんやってくるようになり、
流行病も蔓延。その流行病に王子も罹りめちゃくちゃ衰弱していました。
それでどうなったかというとそのままフェードアウト……?
え……?それだけですか……??
いや別にネチネチと彼を責めろとは言わないんですけどね。
そんな史上最悪の死亡シーンみたいにぐだぐだされても困りますし。
ただちょっとあっさりしすぎでは……。

精霊があっさり召喚されてて拍子抜けした

この部分が多分私にとって気になった部分だと思います。
今回ロザリーが出会った精霊(+α)は
水の精霊
土の大精霊
風の大精霊
伝説の水龍
天使二名(二柱?)

…………多い。
しかもあっさり。

何かあったらすぐ精霊に出会って仲間になってくれる。
どうしてこんなにあっさり召喚できたりするのだろう……。

最後に

ちょっと詰め込みすぎてないかな、と思ってます。
でも2巻に続けるとなるとどう広げていくのか。


今回は以上です。
ありがとうございました。