タイトルはコメディチックですが……。
それでは続きを読む、から感想です。
異世界からきた”聖女”の企みにより国を追放された公爵令嬢シルティーナ。
二年後、隣国のギルドに渡り二つ名を持つほどの冒険者となった彼女のもとに、ある依頼が届きーー。
元令嬢様の祖国奪還の旅が始まる！
(あらすじより引用)
評価:★★★★★★☆☆☆☆(6/10)
簡潔な感想
ひたすら聖女(異世界トリップ)を叩きまくってざまぁしてる小説。
始終
「あの聖女頭おかしい脳内お花畑」
「それに対して主人公はあんな境遇でもここまで立派にやってこられた」
って話を主人公の仲間たちがやいやい言って
主人公が「聖女様、これが現実ですよ」と冷たく言い放つ。
ちょっと怖いかな……。
ざまぁよりタチが悪いかもしれない
主人公は悪役令嬢よろしく婚約破棄、家族たちから見放され、国外追放という破滅を味わった元令嬢。
その原因は異世界からやって来た聖女。
彼女は悪役令嬢モノのド定番とも言える「自分は聖女だから愛されて当然」女です。
旅の道中でも主人公を完全敵視して
「自分がチヤホヤされないのはあの女(主人公)の所為」
「旅のメンバー(イケメン)はみんなあの女に脅されてるから自分に優しくできないんだ」
「悪役令嬢のくせに」
と呪詛めいたお花畑思考を展開。
そんな彼女に主人公はじめ仲間たちは呆れ返っています。
陰で聖女の愚かさを笑っている(愚かさに呆れている)シーンが何度も出てきます。
……うーん、ちょっとやりすぎ？
確かに相手(聖女)は主人公を破滅に追いやって未だに改心もしちゃいない人です。
ですがネチネチと「いやお前何処まで愚かなの？」を連発されると
こんなの闇でしょ……って感じです。
主人公へのage具合がヤバい
聖女へのざまぁ攻撃が止まない中、主人公はめちゃくちゃageられています。
「こんなに苦労してきた主人公は立派だよ」みたいなことを色々な人たちが言うんです。
ギルドの仲間たちはそりゃあもうやりすぎってぐらいに。
このage具合もちょっと怖いですね……。
そりゃ聖女と主人公の対比って重要でしょうけど、ネチネチとやられると怖い。
闇です。
最後に
始終「おいおい……」ってなってました。
何と言うか、聖女にだけめちゃくちゃ当たりが強いんですよ。
旅に同行した弟や王子と比べると聖女にはかなりボロクソに責めてくる。
後味悪いなあ……。
今回は以上です。
ありがとうございました。
