今回は異常です。ありがとうございました。

DLsiteがるまにの作品感想やラノベ感想などを投稿しています。

ハズレポーションが醤油だったので料理することにしました を読みました。

醤油がハズレポーション……?

ソース派な異世界なのか……?(陰謀論めいた思考)

 

それでは続きを読む、から感想です。

 

異世界ではポーション料理が大人気!

「小説家になろう」で話題沸騰のライトノベル「ハズレポーション」がついに書籍化!

 

一方的に婚約破棄を突き付けられた三十路主婦ユーリは、突如、異世界に迷い込んでしまう。

冒険者ギルドにいたS級冒険者によってポーション収穫の仕事を紹介され、異世界の生活にも徐々に慣れていくユーリは、収穫したポーションのとんでもない秘密に気付いてしまった。

外れだと思っていた回復機能のないポーションが、実は醤油だったのだ。

しかも、ハズレポーションで作った料理は補正機能のオマケ付き!

ユーリの料理は異世界の常識を変えてしまうのか?

 

ゆるゆるとレベルを上げつつ、異世界で新たに開発するユーリの料理をご堪能あれ!

(あらすじより引用)

 

評価:★★★★★★★☆☆☆(7/10)

簡潔な感想

専業主婦が異世界で冒険andハッピーライフを送る話。

最初「もしやアルファポリス……?」と思っていたのですがまさか違った。

なんていうかもう先入観の域ですよね。

アルファポリスというかレジーナブックスじゃないかってね。

大変失礼致しました。

ノリとしては一人称視点で現地の人々と楽しく過ごすということを貫いている為好印象。

主婦……としてそのノリって?な部分はちょっとありましたけど、

私は独身なので触れないでおきます。

 

元居た世界では専業主婦だった主人公

専業主婦だった主人公:ユーリは夫に浮気されただけでなく専業主婦であったことを蔑まれた女性。

浮気相手は仕事も家事も両立できる女性なだけに夫の攻撃(口撃)は酷くなっていきます。

 

昨今「専業主婦が偉そうに夫を叩いている」という事象にあーだこーだ言われる中、

この話だけは「いや明らかに夫の言い分めちゃくちゃやろ……」と主人公を擁護したくなりました。

専業主婦だから何もしてないくせに!って言い方はちょっとね……。

 

そういえば昔「×-ペケ-」という漫画に

ファミレスで駄弁ってた女子高生が

「絶対夫に食わせてもらう〜あー専業主婦になりたいー」

って言ったら近くに座っていた女性が食器を破壊してそのまま帰っていき

「専業主婦って大変なんですねごめんなさい……」

という女子高生のモノローグで終わる

……って話があったんですよ。

 

ユーリはそこまで暴れなくて良かったですね……。

 

もし何かしらの間違いが起きたら、

ユーリは変態人妻になっていたかもしれない……。

 

ちょっと変わったルールのある異世界

職を探そうとハローワークに向かったユーリ。

しかしハローワークの雰囲気がおかしい。

何だかファンタジー世界のギルド登録所のような……?

 

そうです。

いきなり異世界です。

ユーリは別に死んでもいません。

not転生です。トリップです。

 

右も左も分からないユーリは、スライム(何と某Gめいた生き物)を退治してポーション収集生活をすることになりました。

5歳児でもできる仕事として紹介されたわけですがこの世界厳しいな……。

幼い子にも厳しいのは仕事だけじゃなく、ダンジョンのルールにも反映されています。

何と「対価交換や契約を介さなければ譲渡をしたり助けたりすることができない」というルールが存在している。

 

私はこういう感じのルール好きですね。

ただただわちゃわちゃしているわけじゃない、ってのが感じられて。

 

醤油はハズレポーション……?

退治したスライムからドロップしたポーション。

味はユーリの居た世界ではコーラだったりジンジャエールのようなものだったり。

 

は……ハイポーション……。

いや何でもありません。

 

その中には「ハズレ」扱いのポーションもあります。

それはタイトルにある「醤油」のポーション。

現地の子曰く「飲んでも不味い」。

醤油のポーションを飲んでいる。

 

あの……致死量っていうのは、突っ込んだら負けなんでしょうか……。

あ、でも一気飲みしないから大丈夫か。

(1リットル一気飲みしたら死んじゃうみたいですね。)

 

ユーリはそのハズレポーションである醤油を使って様々な料理を振る舞うように。

料理の腕は専業主婦時代に培ったもの。

チートじゃなくて、備わっていたものですのでオッケーです。

 

まあ異世界ラノベ特有の

「元居た世界では常識だったり問題ないことが異世界では珍妙だったり異端扱いされている」

「それを難なくやってみせたことで持ち上げられる」

が少々ありますけども。

 

おいおい夫……。

一方その頃ユーリの夫(もう離婚するから元夫)。

離婚届にユーリの名前が書かれてないことで離婚できないことに憤る。

離婚届が受理されないと浮気相手を呼べないと苛立ち。

そこで終われば良かった(?)のですが、

ここから「追放モノの追放した側」みたいな展開に。

 

今までユーリがやってきてくれたことが彼女が居なくなったことでできなくなり、

いつも通りの生活を送ること自体危ういようになりました。

あれだけ「お前(ユーリ)は専業主婦で楽してる」とか「彼女(浮気相手)は仕事も家事も両立できる」とか言っておいて、

自分自身はまともにできてないじゃないですかーー!!

愚かやんけーーーーーー!!

 

まあ浮気相手とくっついて浮気相手に家事やって貰おうってことなんでしょうけど……。

流石にこれは……。

 

最後に

ユーリには幸せになってほしい。

あと元夫の家事スキルを平均レベルに……。

いや破滅やざまぁするから無理か。

 

今回は以上です。

ありがとうございました。