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竜と歩む成り上がり冒険者道 ~用済みとしてSランクパーティから追放された回復魔術師、捨てられた先で最強の神竜を復活させてしまう~ を読みました。

浅田
なぜこのタイプのラノベの表紙は主人公が前面に出ないんだろう 

 

 

それでは続きを読む、から感想です。

パーティメンバーの謀略により、ダンジョン攻略中に最深部へ落とされた回復魔術師のディオン。
自らの命が尽きようとするなか、そこで傷ついた竜を見つける。
ディオンが最後の力を振り絞り助けたのは、エルドラという名の神竜であった。
竜の力を取り戻したエルドラと追放された回復魔術師ディオンは、ふたりで冒険者として歩みはじめる。
一方、ディオンを陥れたパーティのリーダーであるユキは単身、彼の行方を捜していた……。

(あらすじより引用)

評価:★★★★★★★★☆☆(8/10)

簡潔な感想

追放した側の描写が他の追放モノと比べてマイルドだったかもしれない。

それほどまで他追放モノがヤバかったということか、と実感。

神竜:エルドラに力をもらった主人公は回復魔術師とは思えないぐらいに目覚ましいスキルを発動させるけれども、

デメリットや反動のこともちゃんと考えているので良かったと思う。

「俺また何かやっちゃいました?」じゃない。

 

 

追放を超えて〇害だろこれ

大抵の追放モノの追放シーンと言えば、

「追放宣告、口頭で追放理由を説明」。

しかしこの作品での追放はヤバかった。

主人公をダンジョン最深部に突き落とすという行為を平気でやってのけた。

もう悪役令嬢モノの婚約破棄ショーとか追放モノの追放宣告とかがお遊戯かと思えるぐらい酷い。

追放を超えて〇害です。

〇しを平気でやってのけた、ヤバい。

 

お互い命を救った存在だからお互い大事に思っている

ダンジョン最深部に落ちてしまった主人公は魔物に囲まれて死を覚悟していた。

でも最深部に居た竜を見つけ、最期だからと回復魔法をかけた。

意識を失った主人公が再び目を覚ますと神竜が……。

という、王道展開。

ディオンエルドラを助け、

エルドラディオンを助けた。

お互い命を救ったのでお互い協力して冒険をする。

至極真っ当って感じですね。

 

主人公が居なくなったことで損をしたのは……

やはり追放モノなので追放した側は損をします。

ですが今回損をしたのは、ディオンを突き落とした奴らではなく、(いやそれなりに損してたが)

ディオンを大切に思っていたSランク冒険者のユキでした。

ユキに勇気を与えてくれた存在であるディオンが居なくなってしまったことにめちゃくちゃショックを受けています。

 

まあ最後に彼女は立ち直ることができたんですよね……。

ディオンによってね……。

 

最後に

この作品凄いのはSランク冒険者(元冒険者含む)の皆さんが基本いい人

大体最強クラスの人って偉そうにしてて主人公たちのチートに圧されて……ってなることがあるじゃないですか。

それが皆いい人。善良とは言い切れないが。

 

成り上がりモノでもあるのでディオンたちの冒険がどのようになっていくのか気になりますね。

 

今回は以上です。

ありがとうございました。