奴は我らが四天王の中でも……。
それでは続きを読む、から感想です。
鬼王ランガはゴブリンという最下等種から努力で魔界四天王にまで上りつめたが、他の魔界四天王からは「四天王最弱」と蔑まれていた。
そして勇者が魔王場に攻めてきたその日、ランガは謀略によって命を落としてしまう。
前世の記憶を留めたまま人間に転生したランガは、戦いに明け暮れた前世とは違う平穏な生活を送ろうと努力を始める。
しかし、そこにかつての腹心・アーミラが現れ、さらには自分を陥れた仇敵とも対峙することになり…。
平穏を望む彼の願いは叶う…のだろうか?(あらすじより引用)
評価:★★★☆☆☆☆☆☆☆(3/10)
簡潔な感想
平穏な日々を目指す→やっぱりダメだったよ……
(主人公たちの能力が高すぎて)
というあるあるパターン。
最後なんてもう平穏目指す?何寝言言ってんの?ここまでしといて?感満載だし。
あとこれからは平凡な父親になりすまして事件解決……みたいな名探偵コナンスタイルで行くのかしら、と。
それだけならいいとは思うけど、
アーミラがなぁ……というか元部下のキャラがちょっと合わなかった。
山岸由花子が来たのかと思った……
人間に転生して、穏やかな生活を送ると決めたランガ。
でもある日かつての腹心:アーミラ(ランガと同じく人間に転生)と再会!!
彼女は前のように戦い、王になって欲しいと言うがランガは穏やかな生活を送ると決めたので断る。
……ここまではよくあるパターン。
「やれやれ……結局こう(戦いに明け暮れる日々に)なるのかよ……」っていう奴。
だがアーミラは違った。
ランガを別荘(他人の)に監禁し、
「王になる為の教育」を始めたのです。
や、山岸由花子だーーーーーー!!!
(ヤバい食事持ってきそう)
だけどアーミラは山岸由花子ほど強烈ではなかったのでほぼあっさり監禁が終わった。
一体何だったんだ……。
やらかすならもうちょっとやらかして欲しかった。
唐突に現れるな……
中盤、後半にかけて新キャラが続々と出てきた。
これ本当に困った。
挿絵も少なめだから混乱しました。
えーと、これ誰だっけ?みたいな。
まずランガのもう一人の部下。
突然現れて人間に転生した2人を侮ってたら、
修行した?アーミラに腕相撲で完敗するというあっさりっぷり。
まあ後々貢献してくれるだろうけど、めちゃくちゃ噛ませ(アーミラの)感がね。
もう一人はランガと同じく四天王として君臨している魔族。
彼もあっさり。
終盤のランガによる「こいつは魔族で元帥になりすましていた奴」という推理ショーであっさりボロを出して、
「これでどうだ!」と半ばやけくそ気味に攻撃を繰り出すもランガたちにあっさりやられて終了。
結局ランガとアーミラ以外どうなっているんだ!?
……と疑問しかなかった。
平穏な日々……無理でしょ
もう何から何まで唐突かつ急展開でばっさりなので、
「これで平穏な日々とか無理じゃね?」
と改めて思いました。
平穏に暮らそうとしてもまた事件に首突っ込んで解決してまたスローライフから遠ざかるのが見えてますよ見えてます……。
最後には魔王になってるオチ……とかね。
最後に
もっとほかの面々にも掘り下げほしい……。
ランガの父やレントンとか……。
今回は以上です。
ありがとうございました。