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大相撲令嬢1~聖女に平手打ちを食らった瞬間相撲部だった前世を思い出した悪役令嬢の私は捨て猫王子にちゃんこを振る舞いたいはぁどすこいどすこい~ を読みました。

浅田が勢いに弱いことがめちゃくちゃ分かる作品。

 

それでは続きを読む、から感想です。

「今の私は一塊の相撲取りよっ!!」
異世界×角界!!
新感覚相撲ファンタジー活劇!!

無実の罪を着せられ、婚約破棄を告げられたフローチェは、聖女に平手打ちを食らった瞬間、前世で女子相撲部だった頃の記憶と、相撲魂が蘇った。
ついでにこの世界が乙女ゲーム「光と闇の輪舞曲」の舞台とまるきり同じということにも気付く。

光の聖女ヤロミーラ率いるイケメン軍団を相手取り、相撲を駆使して切った張ったの大立ち回りを繰り広げるフローチェ。
相撲感覚に導かれ、王城の地下へと向かうと、そこには「光と闇の輪舞曲」で最推しだった可愛らしい猫耳美少年、リジー王子が監禁されていた。

猫耳ショタ王子を保護したフローチェは、聖女とその裏に控える黒幕との立ち会いに身を投じていくことになるが――。

王国存亡の土俵際、フローチェは黒幕相手に金星を勝ち取ることができるのか!!
待ったなしの大一番が、今始まる!

(あらすじより引用)

評価:★★★★★★★★★☆(9/10)

簡潔な感想

定番の悪役令嬢モノ……なんてことを絶対に言わせない斬新かつ面白い作品でした。

悪役令嬢というポジションな主人公だけれども元が悪役令嬢ポジションだったことも忘れてしまうぐらいひたすら相撲、相撲、相撲!!!

チート!?相撲の技にプラスアルファしてるから大丈夫!!

楽しめ!勢いに乗って笑え!!(ドンブラザーズ?)

……で終わらず、スッキリ、カラッと後味良しで締めてくれるとても優しい作品。

地の文で「はぁどすこいどすこい」って言ってて更に笑いました。

 

ひたすら相撲で埋め尽くされた1冊

悪役令嬢モノというとどうしても

「主人公(悪役令嬢に転生した人)最高!素晴らしい!」

「対して乙女ゲーム主人公(に転生した人)マジ最悪!破滅しろ!」

と書かれがち。

だけどこの大相撲令嬢はひたすら相撲で敵(として出てきた人)を薙ぎ払い、打ち倒す。

そして彼女に負けた人は闇が晴れたように前向きになり弟子入りを果たす……。

それを続けたフローチェは

乙女ゲーム世界の相撲親方になり世界を相撲一色にせんとばかりに大活躍する!!

 

何にもおかしくないな!!

うん!!

 

何てシンプルイズベストな事の運び方なんだ!

更に相撲は聖属性!

やはり格闘技系統は聖属性が似合う……(偏見)

まあ神技って感じでしょうね。

 

終始相撲。仲間(弟子)たちにちゃんこ(もうそのままちゃんこ)を振る舞い稽古をつける。

いいじゃないですか。

 

弟子が増えるよ!やったねフローチェ!!

召喚した土俵(行司さんも召喚されてるとんでもない土俵)の上で勝負。

相手は聖属性のフローチェの技で邪気などが祓われ彼女の仲間(弟子)となる。

その結果。

万単位の人間を弟子につけたトンデモ相撲部屋が爆誕です。

増えます。彼女と相撲をとれば晴れて相撲部屋入り。

やったねフローチェ!!(おいやめろ)

 

技が相撲の技プラスファンタジーで良い感じ

フローチェの繰り出す技は皆既存の技にファンタジー(魔法的なもの)をプラスしたもの。

カタパルトみたいに岩飛ばしたりドラゴンにも対抗し得る程の力を発揮したり。

四股踏み、てっぽうがまさかファンタジーな世界で破壊神レベルに化けるなんて。

勢い良し、威力良し。

フローチェ部屋すげぇ。

 

最後に

これ続き物ですよね。

この巻で結構進んだというか一段落ついた感じですけどお次は何処の場所で相撲を繰り広げるんだろう。

……と思ってたらエピローグ辺りで新勢力みたいな影がありましたね。

そことぶつかるんですね。

楽しみです。

 

今回は以上です。

ありがとうございました。