それでは続きを読む、から感想です。
乙女ゲームの悪役令嬢に転生したエミは、ヒロインの《星の乙女》に陥れられ、婚約破棄と同時に《星の乙女》の命を狙ったと断罪された。
婚約者とも幼馴染みとも義弟とも信頼関係を築けたと思っていたのに……。
ショックでエミは意識を失い、代わりに中からずっとエミを見守っていた本来の悪役令嬢レミリアが目覚める。
わたくしはお前達を許さない。
レミリアはエミを貶めた者達への復讐を誓い――!?
苛烈で華麗な悪役令嬢の復讐劇開幕!!
(あらすじより引用)
評価:★★★★★★★★★☆(9/10)
簡潔な感想
全ては自分の為に頑張ってくれた女の子の為。
絶対に復讐を成し遂げてみせるという悪役令嬢。
恋愛要素はあるけど、メインは復讐。
一貫した主人公:レミリアの姿勢・精神力は相当なもの。
読んでいけばいくほどのめり込んでしまいそうになります。
ていうかなった。
レミリアはずっとエミのことを考えている
レミリアは「自分を破滅エンドにしないようにしよう!」と頑張るエミの姿に心を打たれる。
だから彼女を陥れた人間は誰一人許さない。
あらゆる手を用いて復讐をしてやろう。
……とレミリアは決意します。
- 「星の乙女」ともてはやされた乙女ゲーム主人公:ピナの反則技(課金アイテム大量使用)を徹底的に潰す。
- エミが頑張ってきたこと、エミの前世の知識を用いて自分たちを陥れたあいつらの国より優れた栄えた国を作る。
- 魔族の協力を得て事件の真相を明らかにする為の証拠集めをする。
これらをやっている時、
レミリアはエミのことばかり考えている。
何から何まで
「あの子(エミ)なら〇〇したでしょうけど」
みたいにエミのことを考えている。
凄い……クソデカ感情よ……。
協力してくれる魔族の陛下がレミリアに恋情を抱いていても
彼女はエミの為に動いている。
ヤバい、とかそういう次元を超えてますよ。
レミリア(とエミ)は許しても……
証拠を十分に集め、復讐を果たす。
エミの無念を晴らしてみせる。
レミリアはそこまでしか考えていませんでした。
でも彼女を思う人物、慕う人物によって更に追い詰める。
特に許す訳にいかないピナを。
まあ断罪に更に断罪です。
ピナの不貞を大勢の前で映像(水鏡に写した物)を披露という恐ろしい行為をやってのけました。
やべぇ、レミリアのエミを想う気持ちもヤバいけどレミリアを想い慕う人たちもヤバい。
この陣営最強じゃん……。
やっぱり貴族どうこう言ってる時代に不貞行為はご法度だから決定打になるよね。
ピナ平民だから更に酷い仕打ち受けるよ!!
あ、このざまぁは本人(レミリア)が立ち会ってるのでセーフってことで。
立ち会ってない状態のざまぁは個人的に後味が悪く思えるのですよ。
最後に
ラストは何ととある方法でレミリアとエミが対面、対話ができるように。
エミめちゃくちゃ感極まってたなぁ可愛い。
後味が良かったからラスト本当に読んでて嬉しくなりました。
今回は以上です。
ありがとうございました。