主人公もっと前に出ようよ……
(こういうラノベの表紙を見ながらいつも思っていた)
それでは続きを読む、から感想です。
一流パーティーに所属するラウストは、治癒師にもかかわらず初級魔法のヒールしか使えない。
そのため彼は仲間に少しでも貢献しようと自分自身を鍛えてきたが、その甲斐むなしくリーダーのマルグルスから追放を言い渡されてしまう。
その後、マルグルスたちは新たな治癒師を仲間にするのだが、それをきっかけにラウストがいかに優れた能力を持っていたのかを悟ることになった。
虐げられていた治癒師が、自らを認めてくれる仲間を得て成り上がるーー
「小説家になろう」発の大人気ファンタジーが書籍化!
(あらすじより引用)
評価:★★☆☆☆☆☆☆☆☆(2/10)
簡潔な感想
戦闘シーンが燃えないし、
登場人物のやり取りがくどい。
視点がコロコロ変わるから混乱する。
地の文が一人称視点というのは大丈夫だけど、
私(〇〇)とかいうの挟まるとちょっと困る。
[side:〇〇]じゃダメだったのかな……。
あと周囲の人間が殆ど自己中で腐ってるからめちゃくちゃ胸糞でスカッともしない。
腐ってる……大体腐ってる……
主人公を追放したパーティーのメンバーも、
冒険者ギルドの受付嬢も、
主人公に突っかかった冒険者たちも。
主人公とヒロイン以外の人間大体腐ってる。
人のいいキャラは数名居るっちゃ居るんだけど、
それを上回るぐらい胸糞なキャラが多い。
いくら主人公が欠陥治癒師だとしても、そこまでやるか?と引いてしまいました。
追放したパーティーのリーダー格は一流であることに執着して糞な言動や行動を繰り返すし、
受付嬢は平気で主人公を寄生虫扱いする。
追放モノのキャラってかなり知能を下げられてることが多々あるんですけど、
この作品のキャラは人格が最底辺な奴がかなり居る。
見ていてつらい。
主人公ageの道具にされた女の子
追放された主人公と一緒にパーティーを組んでくれた少女:ナルセーナ。
彼女は明るく優しい感じの子なので物凄い好感の持てるキャラ。
……主人公が絡まなければ。
彼女、主人公が絡むとめちゃくちゃ主人公ageしまくるんですよね。
主人公を欠陥治癒師、大した事ないくせに、みたいに馬鹿にする冒険者が居れば
すかさず
「お兄さん(主人公)は凄い人なの、そうやって馬鹿にしてるアンタらは無能なんだよ(要約)」
と言い放つ。
もうこの子botなんじゃない!?
急に美青年が来たので
中盤~終盤辺りで、仮面を付けた騎士がやってきて、主人公を追放したパーティーのリーダー格に厳罰を与えに来ます。
その彼は、ジークという名の長髪美青年。
一瞬浅田は絆されそうになりましたが、
登場人物の性格や行動へのイラつきが勝っていたので、
この作品への印象が覆ることはありませんでした。
最後に
実は最強!
大物を倒せてかっこいい!
だけど周囲の人間は殆ど糞!!
今回は以上です。
ありがとうございました。