それでは続きを読む、から感想です。
二足歩行の動物が暮らす島にやってきたのは…おじさん? 人気ゲームにトリップした人とあにまるの交流を描く、ほのぼの問題作!
大ヒットゲーム『あつまれ! あにまるの森』。その新作発売日に、行列から離れて、買いそびれてしまったサラリーマンがいた。
森進(もりすすむ)・42歳独身、中堅企業総務部に勤務するサラリーマン。落ち込む進は「おじきち」と名乗るおじさんから、見たこともないゲームソフトをもらう。
帰宅しておそるおそるプレイしてみると------ゲームの中にある島にトリップしてしまった。そこは言葉を話す二足歩行の動物、通称「あにまる」が暮らす不思議な世界・「あにまるワールド」。
戸惑う進の前に再び現れたおじきちが言う。「今日から皆さんには、この島で楽しい共同生活を送って、エンジョイして欲しいオジ」
水を探し、食料を調達し、火をおこし、魚を釣り……ビールを飲む!?
4人のおじさんと4匹のあにまるの心の交流が胸アツ!?さぁ、ハートウォーミングおじさん島ライフにログイン!!
(あらすじより引用)
評価:★★★★★★★★★☆(9/10)
簡潔な感想
ストーリー
作者さん異世界落語の方でしたか!!
道理でテンポが良くて読みやすいと思ったよ!!
異世界落語同様、嫌味なキャラは居ないし、
ひたすらおじさんたちとあにまる(動物住民)の交流に癒される。
協力し合ってポイントを貯めて……というシステムも理不尽じゃなくて好きです。
キャラ
おじさんみんないい人。
島の管理人を勤める管理人の女性:カンナさんも、
二足歩行の動物:あにまるも、
みんな善人。
生意気言ったり喧嘩っぱやいのは居ますけど、きちんと仲直りしますので本当に平和です。
サバイバル生活!……の割に皆さん結構スイスイ攻略してません!?って感じるのはありましたがまあまあ許容範囲内です。
あとキャラの名前の共通点……というエピソードに少し笑ってしまいました。
島に漂流してきた人皆苗字に「森」がついてる!
おじさんの森だから!
↓
いや拙者「木林」だから違うでござる……
↓
でも縦書きにしたら「森」になる!!
……って流れが好きです。
浅田キバヤシって聞くとどうしても……。
どうb……
最初タイトルロゴやノリで
「どうぶつの森」
を思い浮かべてしまい、
この作品は任……の監修とかあるのかな!?
と焦ったものです。
でも読んでみたら、そういう雰囲気があんまりしなかったので、
作者さんの執筆テクニックの凄さに驚きっぱなしでした。
おじさんはつよい!!
終盤辺りにおじさんたちの島に敵(わかもの)が侵入してきます。
その侵入者におじさんたちはそれぞれの得物を持って対抗するんですけど、
もうなんというか頼もしい。
この頼もしさ、既視感……と思ってたら、
「三匹のおっさん」だ!!
あの人らも強くて頼もしかった!!
最後に
異世界落語、はたらけ!おじさんの森……。
浅田の心が浄化されていくような気がする……。
今回は以上です。
ありがとうございました。