今は「悪役令嬢は隣国の~」のコミカライズ版に替わってるけど。
それでは続きを読む、から感想です。
貧乏貴族令嬢のヴィオラに超名門公爵家の美形当主、サーシス様から縁談が舞い込んだ。
何もかもが不釣り合いなこの縁談に首を傾げるヴィオラ――
そんな彼女に、公爵様はとびきりの笑顔で言い放つ。
「私はお飾りの妻を欲しているんですよ」
……え? コノヒト、今なんつった??
『衣食住は完全保障』『跡継ぎ不要』『社交自由』『愛人を作ってもOK』――
各々の思惑により、契約から始まった結婚の先に待つのは幸福か不幸か!?
ま、なるようにしかなりませんけど。
貧乏令嬢と旦那様の“契約”ウェディング・コメディ!
(あらすじより引用)
評価:★★★★★★★★★☆(9/10)
簡潔な感想
ストーリー
地の文が一人称なんですが、そこまでごちゃごちゃしてなくて読みやすかったです。
主人公と使用人たちとのやり取りもスムーズだし、
旦那様と変にギスギスしていません。
契約結婚ということでしたので、
「ここからは契約内容には含まれていないはずですが?」っていうのが連続すると思っていた浅田は少し驚きました。
キャラ
旦那様がひたすらクズだったりヘタレだったりで見ていてきつい。
奥様である主人公や愛人である女性がしっかりしていて強いので、
彼の酷さがさらに際立つ。
主人公が使用人たちと屋敷をリフォームしたり料理のバリエーションを増やしたりしている中、
旦那様は愛人と離れでイチャついている。
んでラストでは二人に振られた。
(愛人は愛想が尽きた感じで彼を振り、主人公は「契約結婚」だから愛情が芽生えてない。)
そこから更に落ちぶれていく。
(絶望して落ち込んでしまう)
別にざまぁされたわけでもないけど、
この作品の中で一番株が下がってるのは彼ですよ。
読者の一人である浅田も彼に対してはいい思いを抱いてないですね。
主人公は強い!ていうか女キャラが強い!!
主人公:ヴィオラは「契約結婚」「お飾りの妻」という境遇にへこたれることなく嫁ぎ先に貢献して自身の株をあげていくので強い。
愛人:カレンデュラは旦那様と関係を絶っても生きていける、と言い切れるし。
(ヘタレになった旦那様に愛想を尽かし、修羅場という場面でも高笑いしてました。)
使用人の女性陣も意見をハキハキ言ってるし。
兎に角女性陣が強いんですよ。
……まあ旦那様がヘタレでマイナスだからそう見えてるのかもしれないけれど。
最後に
お話はものすごく面白いんです。
面白いけど、
旦那様の性格や行動が受け入れ難いのが難点。
お話はすごく面白いです。(念押し)
今回は以上です。
ありがとうございました。