聖女嫌われすぎじゃね?
(悪役令嬢モノでも追放モノでも)
それでは続きを読む、から感想です。
異世界の聖女に心奪われた王太子により婚約破棄を突きつけられ、聖女の侍女になるよう申し渡された公爵令嬢レオノーレ。
打ちのめされる彼女に王太子の双子の弟ディートハルトが優しく囁く。
「ねえ……王太子、殺す?」
「あなた何を言っていますの?」
彼女を熱愛するあまりヤバい計画を練る幼馴染を宥め、今後は共に王家を捨て田舎暮らししようと農業や新規事業に奮闘するのだけど、その一方で彼が見せる大人の男としての顔に胸が騒ぎ始め――
(あらすじより引用)
評価:★★★★★★★☆☆☆(7/10)
簡潔な感想
ストーリー
ノリ良し、展開良し。
そこは良かったのですが、あらすじと少し違うような……?って部分があったのでこの評価。
あらすじだとテンプレなざまぁモノなんですけど、
最後まで読むと見方が変わります。
キャラ
愚かなキャラはそうそういなかったけども、
浅田が少し「ん?」と思うキャラが居ます。
それは王太子の双子の弟:ディートハルト。
タイトルにある「ヤンデレ王子」です。
彼の「ヤンデレ」が少し合わなかった。
浅田の中でのヤンデレセンサーみたいなのに……。
異世界から来た聖女は明るいさっぱり少女だった
主人公:レオノーレの元婚約者である王太子を虜にした『聖女』。
この手のラノベなら、かなり嫌味な女でざまぁの為にこれでもかってくらい愚かにされがち。
でもこの作品での聖女はめちゃくちゃカラッとした性格。
自身の着ていた制服についていたファスナーをレオノーレと一緒に製作して販売してみせたり、
事件を主人公側に立って解決してみせたり。
ひたすら明るい子でした。
ここ、ポイント高いですよ。
ディートハルトのヤンデレさが……。
上で言ったように、
彼の『ヤンデレ』が浅田のヤンデレセンサーみたいなのに全然引っかからない。
彼のヤンデレムーヴ、ひたすら
「レオノーレ、あいつ(王太子や聖女)〇っちゃっていい?」
「レオノーレに危害を加える奴らは許さない」
って
「黒いオーラ放ちながら物騒なこと言えばヤンデレ」スタイル。
「方向が違う」「物足りない」
どっちかは分かりませんが、そこがちょっと引っかかったのです。
最後に
ヤンデレ部分に目をつぶっていれば、
とても楽しいラノベだと思います。
今回は以上です。
ありがとうございました。