それでは続きを読む、から感想です。
仕事終わりの貴方がいつもの帰り道を歩いていると、見知らぬ男に声をかけられる。
その男は貴方を「ホイちゃん」と呼び、にこやかに親し気に話しかけてくる。
気持ち悪い男に気持ち悪いナンパのされ方をして不愉快に思った貴方は足早にその場を去った。
自分の家について、ベッドに入り……次に目を開けると見知らぬ豪奢な部屋にいた。
着たこともないようなお人形が着るような服を着せられて手足には枷を嵌められている。
状況を理解できずに唖然としていると、昨日自分に声をかけてきたあの怪しい男がお茶を持って入ってきた。
男は自らをケセドと名乗り、貴方に
「昔飼っていたウサギのホイちゃんに似ていて、またウサギと一緒に暮らしたいから連れてきたんだ」
と美しい笑みを浮かべ、貴方に「ラビちゃん」という新しい名前を与えて飼育を始めるのだった。
美しい男がウサギを飼う。ただそれだけのはなし。
評価:★★★★★★★★★(9/10)
簡潔な感想
◇美しい雰囲気で誤魔化しきれない狂気が存分に出ている
◇法律なんてものは彼の前には無力だということを知らしめたParasite Gardenさん
◇とくになかったんですけど、狂気度が半端ないので視聴に注意
よかった点
美しい雰囲気で誤魔化しきれない狂気が存分に出ている
某所では
「苗床にされる」
「神の生贄状態」
「人外基準の愛を受ける」
なんて狂気が展開されていますが、Parasite Gardenさんは
現実世界に鳥籠みたいな空間を設置してそこで狂気を展開するので。
某所さんは一から狂気空間。
Parasite Gardenさんは空間設置型。
浅田の中ではそういう認識です。
今回は最初は現実世界な感じでしたが、もうトラックが進むにつれて
ケセドさんが設置した「飼育小屋」という名の狂気空間に閉じ込められていきます。
法律なんてものは彼の前には無力だということを知らしめたParasite Gardenさん
ケセドさんが設置した「飼育小屋」が舞台なので、
現代日本に制定されている法律なんて通用しません。
がるまにで販売されてる作品なんだから当然だろ!!
……ってなると思いますが、
それでもツッコミどころあります。
大体のキャラって「法律?そんなのここでは無意味だよ?」みたいな態度なんですけど、
ケセドさんは
「法学部専攻してなかったから
法律に明るくないなぁ(要約)」
で押し通してきます。
ガードじゃなくて回避って感じ。
いやー流石Parasite Gardenさん。
ヤンデレとか狂気とかに法律はほぼ無意味だということを
回避で表現されるとは!!
(どの位置でモノ言ってるんだよ浅田は)
よくなかった点
とくになかったんですけど、狂気度が半端ないので視聴に注意
上で述べたとおり、狂気の面では文句なしです。
こういう言い方すると「いいぞもっとやれ」に続きそうですけど、
お願いしますもうここでやめておいてください。
今から言うのは、よくなかった点というより注意。
ケセドさんは基本ヒロインの話を聞きません。
飼っていたうさぎのように扱って狂気をぶつけてきます。
あと薬をバカスカ投与してきます。薬描写・表現が嫌いな方はご注意を。
「いくらヤンデレといえど話を聞いてくれないのはちょっと……」
「法律が仕事してなくても薬投与はいや!!」
「エロ特化GTAを求めてやってきたわけじゃないので……」
って方は購入するのを少し踏みとどまって。
冷静に試聴して、購入するかの判断をお願いいたします。
最後に
人間を捨てて視聴した方がいいのかな……
Parasite Gardenさん作品は……。
今回は以上です。
ありがとうございました。