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【未練を】能無しと捨てられましたが、真の聖女は私でした~聖獣と王様と楽しく働いているのでお構いなく!~【断ち切れ!】

 

今回読んだ作品:能無しと捨てられましたが、真の聖女は私でした~聖獣と王様と楽しく働いているのでお構いなく!~

あらすじ

聖女として国に繁栄をもたらした日本人のルナ。

しかし、ある日いきなり精霊の声が聞こえなくなり“用済み”とばかりに追放されてしまう。

行き場を失ったルナは、聖獣とともに隣国・シャンバラで密かに暮らすことに。

しかしシャンバラは大干ばつの影響で滅亡寸前で・・・。

――「ルナ様万歳!」民の幸せを願うルナの聖女の能力が覚醒し、

土地は潤い活気を取り戻したシャンバラ。

一方その頃、ルナを追放した王宮ではルナの偉大な力に気が付き、

手のひら返しで取り戻そうと躍起になっていて・・・!?

今さら気づいてももう遅い!幸せなこの地でスローライフを楽しみます!

作者

藤 実花

異世界ファンタジー、現代ファンタジー、恋愛等、いろいろ書いています。

ファン登録、本棚、感想、レビュー等、ありがとうございます。

とても嬉しいです!

能無しと捨てられましたが、真の聖女は私でした~聖獣と王様と楽しく働いているのでお構いなく!~総評

ちょっと強引なハッピーエンドです。

よくある追放モノとして見ると少し足りないです。

聖女のハッピーサクセスストーリーとして見たら楽しくなれそう。

聖獣とボケツッコミの関係って登場人物紹介ページに載っていたけど、

あんまりやりとりなかったのでここは残念に思いました。

ただでさえ邪神の所為で精霊や聖獣と対話ができなかったのだから、

異国でたっぷり交流してほしかったかな……。

「家族」という要素がたっぷり

「家族」が作中頻繫に用いられていました。

異国の民たちと家族のように暮らし、野菜(芋)を育て、

その芋で料理を作りそれを商品として売り出して国を栄えさせ……。

ずっとずっと

「追放された聖女だけど私今すっごく幸せです!」

の象徴として「家族」という要素が出ていました。

戦国BASARAの「絆」ぐらい頻繁にアピールされていて、

ちょっと控えてほしいな、と思ってしまいました。

自分を追放した国は……。

一方その頃彼女を追放した国は、

王族に取り入った女(邪神)によって荒廃の一途をたどっていました。

聖女が居れば何とかなったのかもしれませんが、

主人公は一度追放してしまったし、

新しい聖女を召喚しようにも必要なアイテムが集まらない。

邪神の力はどんどん膨れ上がり国が大ピンチに。

この情報を聞いた主人公たちは人々を救う為に立ち上がります。

地母神の助力もあって、邪神の封印に成功した主人公たちはハッピーエンド。

 

……若干タイトルに偽りがないですか?

タイトルというかサブタイトルに「お構いなく!」って書いてるのに、

結局追放した国に突っ込んでいって……。

確かに今回の黒幕である「邪神」は、

昔国を崩壊させた悪名高きとんでもない神です。

だから必ず封印しなければいけません。

追放モノほぼ全部に言えることなんですけど、

主人公って追放側に未練ありまくりなの何なんですかね?

前居た所と違い充実した生活を送れているのなら、それでいいじゃないですか。

未練がましくわざわざモノローグに出してくるの、

酷かったらぐだぐだして勢いがなくなってしまうので、

浅田はちょっと好かないですね……。

まとめ

さようなら、って言ってるんなら

そのまま放っておけばいいのに……。

 

今回は以上です。

ありがとうございました。