サンプルを読んだので。
それでは続きを読む、から感想です。
親友に裏切られ事故死した雫は、気づくと乙女ゲームの悪役令嬢・シルフィに転生していた。
待ち受ける破滅エンドを回避するため、天敵のゲームヒロイン・マイカを助けひと安心!
「これからは好きなことだけして生きよう!」
そう願うも、マイカやイケメン王子・アルザックが何かと絡んできて・・・!?
もう私のことはほっといてください!
(あらすじより引用)
評価:★★★★★☆☆☆☆☆(5/10)
簡潔な感想
文章はとても読みやすかったと思います。
ただサブタイトルの「好きにさせてもらいます」……って感じはしなかったかなー、と感じました。
前世で出来なかったカフェ経営はできたけど、後半は乙女ゲームシナリオや補正などを気にして行動していたので。
どちらも取り入れようとしたらバランスが悪くなったかも?
このタイプの悪役令嬢モノにありがちなのが、
「それ、悪役令嬢要素要らなくないですか?」
……という奴。
カフェ経営してバリバリやっていきます!!、であれば「異世界転生した私は~」みたいな所からやればいいのでは?
と無粋なことを私は考えてしまうのです。
こちらの作品は乙女ゲームタイトルに「ありあまるお金で」が入っていたり、主人公から拝金主義というか元が庶民の資産家というか……なので、
「まあこういう展開もありっちゃあり、かな……?」と考えさせられました。
乙女ゲーム主人公が強すぎる
前述の通り乙女ゲーム主人公:マイカが強すぎます。
バリバリの資産家気質でだいたい彼女の力技で解決します。
シルフィの努力などに上乗せして最強。
んでシルフィのガチ勢。シルフィの婚約者を始め男性陣は大体彼女にとって敵。
なんかこう「ギギギ……。」とか言わないよね??
急展開!?
突然「ヤバい!悪役令嬢展開になっちゃう!!」という事件が発生。
ついさっきまで
「自分たちで開いたメイドカフェでわいわい」
「悪役令嬢なのに乙女ゲームな経験をしちゃった!」
とかやってたのに!?
確かに合間合間にシルフィを敵視する令嬢のエピソードがありましたけど、
それにしても急だなぁ。
最後に
事件解決はしたんだけど、どうも何というかスッキリしません。
やっぱり急展開がよくなかったのかな。
もう溢れるぐらい存在する悪役令嬢モノの中で、
ノリはいいはずなのに……。
残念な感じでした。
今回は以上です。
ありがとうございました。