果たして果たして。
それでは続きを読む、から感想です。
人語を話せないはずの魔物・スライムと談笑している青年がいる。
彼の名前はシオン。役立たずの烙印を押されて元のパーティを追放されたものの、A級冒険者を目指して旅をしている。
彼が持つ“ギフト”(才能)は『万物の翻訳者』。魔物や動物の言葉がわかるだけで、戦闘には何の役にも立たないスキルだ。
と思いきや、実は使い方次第でとても便利で優しい能力だったのだ!
動物たちから有益な情報をリークしてもらったり、暴走するモンスターを説得してみたりと、シオンの底知れない優しさとスキルは魔族との混血の女剣士カサンドラの悩みをも解決していく。
そんなある日、一連の事件からカサンドラと相棒となったシオンは、狡猾なオークと闘うための緊急ミッションに招集されることに!
超お人好しな冒険者が人外パーティと紡ぐ、ハートフル冒険ファンタジー!(あらすじより引用)
評価:★★★★★★★☆☆☆(7/10)
簡潔な感想
追放モノあるあるを2割減させた感じなので、
比較的ストレスは溜まらなかったと思います。
主人公がお人好しかどうかは分かりませんが、極悪人ではありません。
ただただ主人公の周囲の女性たちにあまりいい印象を抱かなかったかなー……。
万物の翻訳者と魔性の予言者
魔物と動物の言葉が分かる主人公。
言葉が分かるから魔物たちの事情(群れのリーダーが変わったとか)を知って任務をクリアできる。
そんな彼が出会ったのは燃えるような赤い髪の少女:カサンドラ。
彼女は「予言者」というギフト持ち。
だけどそのギフトは「先に起こることと反対のことを予言してしまう」という恐ろしく歪んだモノ。
その所為で彼女は「災厄のカサンドラ」なんて呼ばれ方をしています。
ですが、その歪んだギフトによる「予言」も
「万物の翻訳者」である主人公ならば正しく伝わります。
だから二人の相性はかなり良好となりうるわけですね。
徹底的に追放した側をざまぁする展開じゃなくて良かった
この作品に出てくる追放した側は徹底的にざまぁはされません。
カサンドラを馬鹿にした後カサンドラに返り討ちされる、っていうのはありましたけど。
前回の記事で言ってた「追放した側の破滅やギスギスしたシーン」が私めちゃくちゃ見るのつらいので、
今回はそんな風なシーンがなくて良かったと思います。
最後に
この作品に出てくる女キャラ大体主人公に惚れてる。
ヤバい。
今回は以上です。
ありがとうございました。