ちょっと雰囲気が違うような?
それでは続きを読む、から感想です。
「乙女ゲームのヒロインですけど、悪役令嬢のことが好きじゃダメですか?」
ブラック企業に勤める社畜OL大橋 零は乙女ゲーム「Revolution」の世界にヒロインであるレイ=テイラーとして転生した。
転生した彼女がしたいことは、攻略対象の王子様たちとの恋愛――ではなく、悪役令嬢クレア=フランソワをひたすらに愛でることだった。
「小説家になろう」で大好評連載中の「私の推しは悪役令嬢。」が電子書籍となって登場!!
(あらすじより引用)
評価:★★★★★★★★★☆(9/10)
簡潔な感想
ストーリー
乙女ゲームの登場人物に転生した女性が、
ひたすら推しの悪役令嬢をめっちゃ愛でてるお話。
百合モノ……と聞いたのでめちゃくちゃ耽美に百合百合してるのかと思っていたんです。
でも実際読むと、やはり序盤だからなのか結構控えめ。
「クレア様が好きなんですよー」
「う、うるさいですわね!」
みたいな。
見ててかわいいかも。
キャラ
テンプレな悪役令嬢:クレア。
というか悪役令嬢のテンプレって何だ……。
乙女ゲームに出てくるキャラ、って言われてるけど、
実際「悪役令嬢」なんていねぇし。
(悪役令嬢じゃなくてライバル女なら居る)
だからもう彼女は「嫌味なお嬢様キャラ」です。
ツンツンしたお嬢様を愛でる主人公。
そういう感じです。
推しを愛でる≒推しを応援する主人公
百合……なので女の子同士至上主義なのかと思っていました。
だけど作中「クレアの恋を応援」というイベントが発生していたので、
「本当に推しを愛でる」という姿勢を崩さない主人公に、
ある意味尊敬の念を抱いてしまいました。
推しの恋、応援したいよね……!!
前世(乙女ゲーム)の知識を用いて……はあるけれど
乙女ゲーム世界に転生、なのでやはり
「乙女ゲームで得た知識を用いて……」というシーンはあります。
だけどその知識を用いても、異常なぐらいの称賛とかいう状態にはなっていません。
序盤の試験とか、事件解決とか。
そこに前世の知識・技術を用いるぐらいかな。
加減がいい感じにきいている。これ本当に嬉しいです。
あの異様な持ち上げ怖かったんだよね……。
最後に
急に平民による貴族に抗議する運動が始まったりして、
「ああ……。耽美な百合って感じじゃないな……。」
とか思ったりしました。はい。
今回は以上です。
ありがとうございました。