今回聴いた作品:Sweet Bug~アンドロイドの涙~
あらすじ
舞台は科学技術が発展した未来の、世界最高峰の研究所。
ヒロインは「極めて人間に近いアンドロイドの実現」を目標に、日夜研究に勤しんでいた。
その努力の結晶であるアンドロイド『ルーク』は、
日々感情を学んでいった結果、
開発者であるヒロインを崇拝し、敬愛するようになっていた。
研究・開発は実に順調に進んでいると思われたが……
ある日の実験中、ルークの思考回路に『バグ』らしきものが生じてしまう。
焦るヒロインだったが、バグは『予想外の感情の発達』をもたらして……?
(作品紹介文より引用)
登場人物
★ルーク… CV初時チェリー
『人類よりも人類らしく』を目標に研究・開発中のアンドロイド。
疑似感情機能を搭載しており、人間らしさとは何かを学習中。
モデルとなっている人物の精子を内部に有しており、
性交機能も実装されている。
★ヒロイン
研究所でトップの成績を誇る女性職員。
今はアンドロイド開発の一人者。
(作品紹介文より引用)
簡潔な感想
正直に言います。
泣きました。
あのえんとつ町の映画で泣かなかった浅田が、
素で泣いてしまった。
この作品のサブタイトルにある
「アンドロイドの涙」に泣いた。
たいへん切ない物語です。
何故がるまにという修羅の国に降り立ったんだろうか……。
初めて得た感情は尊いものだけれど
アンドロイド:ルークはヒロインからとあるプログラムを組み込まれる。
しかしこのプログラムはヒロインのライバル研究員:ブラウンの仕組んだものだった。
そのプログラムを組み込まれたルークは思考回路にバグが生じる。
そのバグで生じた感情は……というお話です。
彼の得た感情は「ヒロインに恋愛感情を抱く」というもの。
人間のようにヒロインを愛し、人間のようにヒロインに触れる。
この尊い感情を彼は「永遠のもの」として大切にします。
……ここまでは良かった。
しかし彼はアンドロイドです。
アンドロイドの性質を持ったまま恋愛感情を抱くことで事件を引き起こしてしまいます。
その後の展開が非常にしんどいです。
ルークは「恋」という感情を大切にするがあまりに暴走するし、
それによって最後は……という結末。
嗚呼今思い出しても泣きそう。
「思い出し笑い」ならぬ「思い出し泣き」です。
ヒロインは罪を背負うことに
ルークの最後(最期)を見届けたヒロインは、
その「最後」という罪を背負いながら研究を続けることになります。
この作品は狂気を孕んだ彼に一方的に感情をぶつけられる話ではありません。
狂気を孕んだ彼に対してヒロイン「も」罪を犯してしまう。
その罪を背負って幕は閉じられるのです。
この作品のシナリオを担当されている方の中に、
「松竹梅さん」という方がいらっしゃいます。
この方は他の作品でも
「狂気を孕んだ彼」と「その彼・周囲に対して罪を犯すヒロイン」
という構図のストーリーを手掛けています。
たいへん切ないです。
特に今回の作品が……切ない。
最後に
切ないとしか言えないです。
狂気と悲嘆が欲しい方にはかなりおすすめしたい作品です。
ところで話が思いっきり変わってしまうのですが、
はてなブログで有料記事を作成できるようになりました。
浅田ができることと言えば、
「月末にDLsiteアフィリエイトの獲得ポイント報告をする」
「読んだり聴いたりした作品の紹介・感想(記事にすることができずにいたもの)」
ぐらいですので、
もし興味を持たれた方は購入をご検討くださいませ。
今回は以上です。
ありがとうございました。