今回聴いた作品:Mirage～ヴァンパイア/彼女は貴方を独占したい～
「たくさん愛を注いで──幸せにしたほうが、美味しい血が飲める。 だから、私は決して獲物を傷つけない」
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貴方は新人の黒服として、ナイトクラブで働いている。
夜の女帝として名を馳せているエリザベスが経営する、人気のお店。
常に繁盛し、客足が絶えることもない。
ある日、貴方へオーナー直々に呼び出しがあった。
叱責か、はたまた別の何かかと不安を抱えながらも、彼女の待つVIPルームへ。
しかし、呼び出しの理由は意外にも「専属秘書にならないか」という契約の打診だった。
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Mirage～ヴァンパイア/彼女は貴方を独占したい～:総評
同シリーズの作品たちと比べるとかなり優しい作品です。
他作品だと
「亜人と人間の厳しい現実を突き付けられて無理矢理ハッピーエンド」
感が強かったのですが、
この作品はそんなもの欠片も存在しませんでした。
詳細は以下で述べます。
他作品に比べて優しい世界
他作品(ユニコーン、ドラゴン、グリフォン)だと
「優れた種族の子孫を産む存在として選ばれました！」
「感動！今すぐ泣け！」
みたいな
ゼウスに連れ去られた者たちのような扱いをヒロインは受けていました。
浅田はメリバがあんまり好きじゃないので、
毎回毎回「おぉう……」とか「ぅゎ」といったリアクションをしていたのです。
メリバっていうか
「彼から逃れられないね、この運命を受け入れるしかないね」
っていうオチ。
こんなシリーズの続編としてこの作品が発売されると知り、
浅田は
「え！？今回ヒロインは彼女の子供を産むんですか！？」
と身構えたものです。
彼女に堕ちたらどうなるの？
ついにゼウスよろしくヒロインを星座にするの？
(ヴァンパイアはそんなことできないだろう)
ぐるぐる不安をめぐらせながら聴き始めます。
聴いてみた結果。
ものすごくマイルドだった。
ヒロインが不死になって永遠に二人で生きようねエンド。
死にたくなったら一緒に朝日を浴びて灰になりましょうね
っていう死のプロポーズを頂いて終わりました。
亜人と人間の間に生まれる歴然な差を見せつけられるでもなく、
自身から離れたらヒロインは苦しい状況に見舞われるぞと脅されることもない。
すごくマイルドかつ情熱的な百合でした。
他作品のハードさは一体何だったのだろうか。
熱い百合
マイルドな分百合は情熱的。
情熱的っていうか激しさを兼ねた甘美な百合かな。
吸血対象には優しく接する。
優しくしないと血が不味くなるから。
彼女はヒロインにそう告げて触れてきます。
彼女の優しさは吸血の為に、と思ったらそこまでなのですが、
他作品のハードさに比べたら甘いものですから
許容範囲内というものです。
甘く激しく、聴いている自分も思わず赤面してしまうような
声優さんの演技。
聴いていて幸せになります。
最後に
良さしかなかったこの作品ですが、注意点が二つあります。
一つは「ヒステリックになるシーンが含まれる」。
中盤ヒロインの前の主人が施した発情紋によって
ヒロインが出て行ってしまいそうになるシーンがあります。
そのヒロインを止める為に必死で拘束魔法を使ったり、
ヒロインに強制的に性交をする際
必死にヒロインに言い聞かせるので、
物凄く大きな声が出ます。
もう一つは「ふた〇り表現がある」。
この表現が苦手な方にはおすすめできません……。
異なるシリーズに女同士の作品があるのですが、
そこでもふた〇り表現がありました。
苦手な方は本当に注意です。
この二つがあっても大丈夫な方には、
是非とも聴いて頂きたい作品だと言えます。
機会があれば、購入をしてみてください。
今回は以上です。
ありがとうございました。
