今回読んだ作品:宮廷を追放された小さな魔導具屋さん~のんびりお店を開くので、規格外の力と今さら言われてももう遅い~
あらすじ(1)
転生幼女のヒナは、宮廷で魔法使い見習いとして暮らしていたが、ある日追放されてしまう。
森で彷徨うヒナが出会ったのは瀕死の騎士・アーヴィン。
咄嗟に手作りの魔導具で救うと「これは神具に匹敵する!」と大絶賛されてしまい!?
彼に保護され、魔導具ショップを手伝うことになったヒナ。
ヒナが作る魔導具は街中の人に称賛され、破格の力を持っていたことが明らかになり・・・!?
一方その頃、ヒナのチート級の才能に気づいた宮廷の人々は困り果てていた。
でも、今さら戻ってこいと言われてももう遅いです!
過保護な騎士と楽しい異世界ライフを楽しみます!
あらすじ(2)
能力を搾取され、挙句の果てに追放されてしまった魔導士見習いのヒナ。
行く当てもなく困っているところを過保護な騎士・アーヴィンに助けられ、
ヒナは神具級の魔導具を作り大活躍をしていた。
そんなヒナの噂を聞きつけた宮廷側はある日ヒナを取り戻そうとすり寄ってきて・・・。
――「おとといきやがれ──でしゅ!」ヒナはぴしゃりと言い放つも、頑なな宮廷側に誘拐されてしまい・・・。
ヒナの能力が大覚醒&アーヴィンの庇護欲が大加速!
ひたむき幼女に癒される大人気シリーズ待望の2巻!
簡潔な感想
主人公の作る魔導具は、宮廷魔法士の魔術にも負けません!
……というお話だと思っていた時期が、浅田にもありました。
追放モノではありますが、ネチネチした感じではなくさっぱりしています。
主人公:ヒナが四歳の幼女なので、周囲の人々は
「こんなに小さな子が健気にひたむきに頑張っているんだ」
「ならば守らなきゃいけないよね」
という姿勢で突っ走っている。
優しい大人は優しい、悪い奴はとことん悪い。
悪い奴はヒナのチート級の魔導具作成スキルと仲間の協力によって撃退!
なんとまぁ分かりやすくさっぱりしていることか。
ただ物事が簡単に解決しすぎな部分がちょくちょく見られるので、
そこはもうちょっと盛ってほしいと思いました。
人間を憎んでいる系の人外があっさり仲間になってた
作中、人間を憎んでいる・嫌悪感を抱いているという
フェンリルと大精霊が登場します。
彼らはヒナの仲間になってくれるのですが、
結構あっさり仲間になってくれていた……。
ええ……2、3ページで完堕ちしてますやん……。
一回おつかい挟むとか、あるでしょ!
追放した奴が分かりやすい悪人なのが救い
宮廷からヒナを追放したのは宮廷魔法士のトップ:ギヨーム。
見た目は某D社系ヴィラン。
ヒナを誘拐しておきながら、思ったように魔法を使えない彼女を
魔物の棲む森に放り出し、ヒナが実は国にとって使える存在と気付けば
どの面下げてと言いたくなるほど連れて帰ろうとする。
もう本当に分かりやすい悪人。
しかも更に厄介なのが、
彼を撃退しても宮廷魔法士の後継者がヒナを連れ帰ろうとするのです。
後継者も分かりやすい悪人なのですがあっさり左遷させられてて草生えた。
追放モノにありがちな
「いやこれ主人公に非があるやろ」みたいな部分が目立たなかったのが救い。
最後に
魔導具屋さんってタイトルにあるけどその要素が薄くて物足りなかったな……。
もうちょっと見たかったです。
今回は以上です。
ありがとうございました。