今回は異常です。ありがとうございました。

DLsiteがるまにの作品感想やラノベ感想などを投稿しています。

めざせ牢獄!~悪役令嬢は番外編で愛されたい~ を読みました。

 久しぶりにきゃる先生の作品を。

 

きゃる先生と言えば武闘派令嬢の方ですね。

先生はヤンデレがお好きなようですがこちらの作品にもヤンデレはいるのでしょうか…。

それが気になりますね。

それでは続きを読む、から感想です。

簡潔な感想

えーと。

やはりきゃる先生だったな、って感じでした。

いい意味です。いい意味で「先生」ってのが強かった。

 

悪役令嬢モノの定番

「本人の予想外の事象が次々起こる」

「攻略キャラが強引かつ腹黒」もあり。

定番を使って良作ができた、というのがこちらの作品です。

 

ただ、

「悪役令嬢として行動したけど~」要素がちょっと足りないと思いました。

「腹黒系美青年に振り回される恋愛ストーリー」で終わってしまっているような気がします。

 

主人公は番外編でのロマンスの為に悪役令嬢として振る舞う

悪役令嬢に転生した彼女はフラグ回避を望みません。

その理由は

「牢獄入りした後に出会う渋めの看守と恋愛をする」

……という番外編に行きたいから。

 

え、えらく福利厚生(?)のしっかり行き届いた小説ですね…?

悪役令嬢(原作)って処刑されたり忘れ去られたり

復活してまたヒロインたちの元に現れたりするのが大半なのですが。

まあとにかく主人公はそのラストを迎えたいので義妹であるヒロインをいじめ抜こうとするのです。

 

協力者が実はヒロインの相手役

幼少期からヒロインに嫌がらせをしようと頑張る主人公。

そこで出会った女の子(後に男と判明)。

主人公はその子を「弟子」と呼びヒロインへの嫌がらせに協力をさせようとします。

 

……が、上手くいかない。

そのうち主人公は「弟子」との交流が皆無に。

そうこうしている内に主人公は「原作での悪役令嬢と同じ年齢」になってしまいました。

彼女は再会するのです。

「弟子」……「攻略キャラ」の王子様と。

 

主人公の勘違い?が凄まじい

主人公は番外編に行く為に悪役令嬢として突き進む。

だからずっと彼女はヒロインと攻略キャラをくっつけようとしているんですよね。

 

でも彼の方は主人公のことしか見ていない。

主人公のことしか考えていない、そういうぐらい彼女に夢中です。

上手くいかないことにイライラしだしたからなのか彼の行動、言動を曲解していく…という超展開。

彼の囁く愛の言葉も、彼女にとっては

「婚約破棄をしようと思っての発言なのね!」

……と捉えられてしまいます。

 

ちょっとそこはくどいかな…と思いました。

 

最後に

悪役令嬢として頑張る!……割には結構躊躇いや譲歩がある主人公でした。

もっと悪どい感じでもいいような気がしますが…。

 

今回は以上です。

ありがとうございました。