(推しへの愛が)ぶっ飛び悪役令嬢と(何もかもが)大暴走な従者のお話です。
それでは続きを読む、から感想です。
簡潔な感想
主人公の推しへの愛を遥かに超える従者の並々ならぬ想いの強さを感じました。
従者×主人は私にとって性癖の一種ですので楽しく読むことが出来ました。
自分と推しが助かるルートに行くようにゲーム主人公と攻略キャラとの仲を取り持つ主人公
前世に何度も何度もプレイした乙女ゲームの悪役令嬢に転生した主人公:ロザリア。
彼女の推しはロザリアの従者:リュカ。
でも彼は殆どのルートで悪事を働いたロザリアと共に処刑されてしまうキャラ。
推しの処刑フラグを叩き折りたいロザリアは、
ルートの中でも二人が国外追放で済むオスカー(ロザリアの婚約者)エンドを目指して
乙女ゲーム主人公:サラとオスカーをくっつけようとします。
作戦がなかなか上手くいかない主人公の背後で従者の闇が増幅していく
作戦を遂行しようと毎回毎回二人を一緒に行動させるロザリア。
でも二人共何だかぎこちない……
しかもオスカーに「何でお前はいつも彼女(サラ)と自分を一緒に行動させるんだ?」と不審がられてしまいます。
これでは国外追放エンドにならない……とヤキモキしているロザリアの後ろでは、
従者:リュカは仄暗い感情を渦巻かせているのでした。
嫉妬を超えてヤバい域に来ている時も……。
妖精と交流を深めることが重要
この作品の重要なポイントは「妖精との交流」。
原作通りだとロザリアは闇の妖精にサラを傷付けるよう仕向けた罪でリュカと一緒に処刑される。
だからそのフラグを回避するにはまず妖精との交流を深めていくことが重要。
その交流のおかげでラストで………
最後に
従者×主人の溺愛モノがお好きな方にはかなりおすすめです。
でもかなりドロドロしたタイプが……という方には物足りないと思われます。
サラッと摂取したい方向けの作品です。
今回は以上です。
ありがとうございました。