欲張りセットかな?
それでは続きを読む、から感想です。
簡潔な感想
豪快に破滅エンド回避かと思えば、地道な努力によって解決……というお話でした。
帝位をいただきます、と決意するだけあってめちゃくちゃ勉強しまくってハイスペックになっていく。
こういうのはチートが開花して……が定番なんですけどこの作品は地道な努力と活動が実を結ぶ、という描写がハッキリしっかりしているので読んでいて気持ちが良かったです。
愛されなかった王妃のやり直し人生
主人公:レオンティーナの前世は散々なものでした。
婚約者は女性関係が派手で自分を愛してくれない。両親は仲違いをした。
そんな散々な日々を送り更にはお飾りの王妃として他貴族たちの反感を買い処刑されてしまうという最悪な最期を迎えて彼女の人生は終了します。
次に目を覚ました時、彼女は幼い頃の姿になっていました。
何と彼女は転生して過去に戻っていたのです。
こうなれば人生をやり直そう、そして帝位も頂いてやろう!
と決意します。
両親の仲を取り持ったことから始まる変化の数々
まずやり直そうとしたのは両親の仲。
素直になれない、言葉が足りない父をフォロー・後押しをして母との関係を良好にする。
それに成功した彼女は国で起こる様々な事件や事象を解決していきます。
そして彼女は目覚しい功績を残し周囲の貴族たちから褒め称えられるように。
前世では考えられないほどの賞賛を受けた彼女。
でも目的は帝位なのでこれは通過点。
なので謙虚に振る舞います。
私は「チートも無いのにここまでやるとは…彼女はナイチンゲールみたいな人なんだろうか…」と驚きましたね。
真に愛する人を見つけてハッピーエンド
前世では自身を愛してくれない、目にもかけてくれない男と婚約してお飾り王妃として最期を迎えたレオンティーナ。
だけど今回は前世で暗殺されてしまったヴィルヘルムという彼女に真剣に向き合ってくれる男性と結ばれてハッピーエンドとなります。
本当に、本当に良かったと思えました。
これこそやり直しモノのハッピーエンド!!
最後に
帯に定番の作品内容のカテゴリがあったんですけど、
この作品に「ざまぁ」が付いてたんですよね。
でも読み終わってみると
「多分ざまぁ対象は前世の婚約者と王妃だと思うんだけどそんなにざまぁじゃなかったような……フェードアウトみたいだったし…」
って感じでしたね。
今回は以上です。
ありがとうございました。