アリアンローズ系は落ち着いて読める作品が多くて安心します。
それでは続きを読む、から感想です。
ザ・モブキャラとして、乙女ゲームのストーリー開始“前”の世界に転生したユリア。
侍女としてお仕えするのは、なんとゲームで悪役令嬢になって登場する王女さまだった!?
「こんな可愛い姫さまを悪役令嬢なんかにさせてたまるもんか!」
そう決意したユリアは『OLだった前世の知識』と『自分だけが使える生活魔法』を駆使し、自分の恋愛そっちのけで王女さまを導いていく!デキる侍女の噂はどんどん広まり、スイーツ開発、特産品作り、はたまた国同士のいざこざまで舞い込んできて――!?
天職にめぐりあった有能侍女の、おしごとファンタジーが今始まる!(あらすじより引用)
評価:★★★★★★★★☆☆(8/10)
簡潔な感想
ストーリー
有能侍女ぶりが出ていて、周囲の協力を得ながらいざこざを解決する。
悪役令嬢ルートに行かないよう王女様に教育をしていく。
あらすじ通りに行っていると思います。
そこが良かった。
あと、子供同士の恋愛、大人同士の恋愛の切り替え方が私的に好み。
ただちょっと勢いが弱く思えてしまう部分が多いので、次巻で解決できてたらいいなぁと思っています。
読みやすいだけに、思う。
キャラ
みんな真面目って感じ。
勤勉でキビキビしてる!じゃなくて、
「変に知能指数が低くされてない」
「ざまぁとかの過激な行動によって主人公が過度に持ち上げられていない」
「主人公のワンマンプレー!じゃない」
が「嗚呼、真面目だなぁ」と。
みんな「まあ乙女ゲームキャラに少しテコ入れされた感じよね」。
優等生ですよ!!
天職に出会えた主人公が大切な人(悪役令嬢ポジション)の為に頑張る姿が好き
ひたすらストイックに王女様に尽くす姿が素晴らしい。
イケメンと交流したり言い寄られかけても、「王女様の為に!」な姿勢は殆ど崩れません。
さながら「光り輝くポジションになった悪役令嬢の中の人」と。
スイーツ製作で褒められても、
「えっ?普通ですけど?」みたいな態度にならない。
主人公のストイックさに驚きながら私は読み進めていました。
最後に
ここから主人公の恋愛云々に繋がっていけるのかな……。
今回は以上です。
ありがとうございました。