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悪役令嬢のおかあさま を読みました。

今回は少し違ったポジションの主人公のお話。

それでは続きを読む、から感想です。

三歳の時に転んだ衝撃で前世を思い出した、侯爵令嬢ヴァイオレット。

かつて日本のOLだった頃の記憶を取り戻した彼女は、転生前の知識を活かし、穏やかな生活を楽しんでいた。

しかし、彼女が十歳になったある日。とある出来事をきっかけに、今生きている世界は前世でやりこんだ乙女ゲームと同じ世界で、自分は悪役令嬢の母親になるキャラクターだと気づいてしまった!

ゲームの悪役令嬢はヒロインをいじめ、最後には追放される。

そんな彼女が悪行に走った理由は、歪んだ家庭環境だった。

――娘が立派な悪役令嬢に育った元凶、わたしじゃん!

そう考えたヴァイオレットは、夫になる予定の幼馴染との結婚を避けるべく、奔走し始めて――?

破天荒令嬢のドタバタ奮闘記、開幕!

(あらすじより引用)

評価:★★★★★★★★★☆(9/10)

簡潔な感想

親切な小説だな、というのが率直な感想でした。

悪役令嬢のお母様という昨今の悪役令嬢モノとは少し違ったポジションの主人公。

そんな彼女が原作で娘が悪役令嬢となる原因やフラグをへし折っていく。

わかりやすいのでスラスラと読めました。

 

破天荒?ドタバタ?

あらすじで「破天荒」「ドタバタ」とあったので、

「突拍子もないことして周囲の人間を振り回していくんだろうなぁ」

と思っていたのですが、

読み終わってみると「そんなに暴れてなかった」となりました。

主人公も周囲の人々も比較的冷静。

ちょっとここは違うなぁ……。

 

原作でのヴァイオレットとキャラの関係やエピソードが見ることができる

閑話として悪役令嬢の母:ヴァイオレットが原作でどんなことをキャラにしでかしたのか「もしもの世界」という話で紹介されています。

この話も作品の魅力の1つ。

悪役令嬢モノにありがちだと感じることなんですが、原作乙女ゲームの説明が結構グダるんですよね。

つらつら長文で

原作ではこうだった!

だから回避の為〇〇をする!

→え!?嘘!逆ハー!?

……ってやられると本当にダレてしまいます。

ですが閑話、しかも会話文入りで説明してくれたこの作品は本当に親切に感じました。

 

悪役令嬢のお母様というポジションがいい

くどいようですが、

昨今は悪役令嬢モノが飽和状態なので今回の悪役令嬢のお母様というポジションで展開されていくのは新鮮で読んでて楽しかったです。

逆ハーエンドでもないのでスッキリします。

 

最後に

読んでて楽しく、嬉しい気持ちになれました。

 

今回は以上です。

ありがとうございました。

 

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