「ヤンデレ成分」がかなり薄いです!!
それでは続きを読む、から感想です。
人間と獣人が普通に生活を共にしているこの世界。
主人公のマーガレットは夢見る17歳。
優しい幼馴染の狼獣人のレイモンドの応援のもと、自分だけの王子様を探している。
いつかきっと出会えるはず……と、頑張るけれどいつも玉砕しては優しいレイモンドに慰められる日々。
恋っていったいなんだろう?どうして私には見つからないの?
もういっそ夢は捨てて、独りで生きていく方が楽なのかもしれない。
そう悩んでいるマーガレットの元に、もう一人の幼馴染が王都から帰ってきた。
ぽっちゃりだった体が引き締まり、金髪で王子様風体のもう一人の幼馴染に焦ったレイモンド。
一方、小さい胸だから王子様が見つからないのかも……と悩むマーガレットの相談を受けて、こじらせた2人に妙案を思いついたこの幼馴染ーー。
「おっぱいって、揉んでもらうと大きくなるんだって!レイモンドに揉んでもらったら?」
あれよと小屋に連れ去れ、大きくしてもらうことになったけど……、大丈夫?
気になる2人の続きは本編で!!
評価:★★☆☆☆☆☆☆☆☆(2/10)
簡潔な感想
◇レイモンドがひたすら優しい
◇レイモンドのどこがヤンデレなんだ!
◇マーガレットがちょっと流されやすすぎかもしれない
よかった点
◇レイモンドがひたすら優しい
狼の獣人であるレイモンドが本当に優しい青年です。
狼の番への愛情は一途なので、マーガレットをデロデロに愛してくれます。
胸が小さいことを機にしている彼女の為に揉んで大きく……というジンクスめいた行動を一生懸命やってくれて、
めちゃくちゃ優しい。愛をめちゃくちゃ感じる。
よくなかった点
◇レイモンドのどこがヤンデレなんだ!
優しい。好青年なレイモンド。
でもタイトルにある「ヤンデレ獣人騎士」って……?
確かに作中での彼はマーガレットと他の男性と楽しそうに話しているだけで、
勢いよく駆けつけて引き離す。
ずっと「マーガレットは僕以外の男と……」ってモヤモヤしてたりしてます。
が。
そこで終わりです。
な、何だか……足りない……。
ヤンデレ成分が薄いです。冒頭で言ったとおりです。
これでは「嫉妬深い青年」で終わります。
もっと、もっとください。(中毒症状が起きている)
◇マーガレットがちょっと流されやすすぎかもしれない
全体を通して見ると、
マーガレットの動きがちょっと乏しく思えてしまいます。
ずっと「えー!?」とか「そんな!」みたいなリアクション取ってる部分しか印象に残ってないっていうか……。
最後に
この作品を出しているブランド(レーベル?)であるアマゾナイトノベルズさんなのですが、
ちょっとヤンデレの認識や定義が浅田とかなりかけ離れているのかもしれません。
別にがるまにみたいに修羅をやれとは言いませんが、
今回の「ヤンデレ」とされるレイモンドは嫉妬深いタイプではあるが
それが「ヤンデレ」か?と言われると
そうでもない……。、と返してしまうぐらいあっさりしています。
好青年部分がデカい所為なのか。
なのでちょっと反応に困ってしまいました。
ヤンデレラノベとしては……という点で今回低評価としております。
今回は以上です。
ありがとうございました。