今回は異常です。ありがとうございました。

DLsiteがるまにの作品感想やラノベ感想などを投稿しています。

私が聖女?いいえ、悪役令嬢です!〜生存ルート目指したらなぜか聖女になってしまいそうな件〜 感想。

ふー。今回も悪役令嬢モノでーす。

今回は「タイトルで物語のあらすじ語っちゃってる系ラノベなんですかね。

ちょっと前になろう小説関係のツイートで

「なんか今のなろうのランキング上位の奴みんなタイトル長すぎ」

「タイトルがあらすじになってるの多い」

と仰ってる方がいまして。

「○○!〜彼が××で⭐︎⭐︎になってしまいそうな件〜」みたいなのも多いなぁ。

 

一昔前?の大型掲示板のスレタイちっくなんですよね。

2ちゃんねるの呪い 劇場版

2ちゃんねるの呪い 劇場版

  • メディア: Prime Video
 

でもまぁ浅田もそんなタイトルの小説投稿してるし……。

これあんまりツッコミ入れない方がいいかも??

 

それでは続きを読む、から感想スタートです。

主人公はとある乙女ゲームの悪役令嬢に転生。

いつものパターンです。

だけど今まで浅田が読んできたのと違う悪役令嬢の特徴がありました。

 

このゲームの世界特有の病気に罹っていたのです。

 

患部にものすごい痕ができる病。

その病気に罹った者は

「神に見放された」みたいなとんでもレベルの厄介者扱いを受けてしまうという。

だから外に出なければならない時は「目眩しの魔法」をかける必要があります。

 

そんなコンプレックスを抱いていた悪役令嬢:イリスは

健康体で生活を送ることのできるゲームの主人公につらく当たっていた。

そこから歯車が狂い出して……となっていくのです。

 

そんなこんなでこの乙女ゲームのフラグを叩き折って

生存するぞ!と意気込むイリス。

……なのですが、その前にこのイリス(主人公)が転生してきた乙女ゲー。

簡潔に内容を説明すると、

ヤンデレ男たちによって監禁されたり束縛されたり

もう闇や病みを混ぜ込んでメリバendが大量にある」

…というモノです……、はい。

 

難易度高すぎだし男キャラがクソすぎる。

主人公も悪役令嬢も殺されたり殺されかけたりするend持ち。

こちらの小説のレビューに

「内容はよかったけど乙女ゲーがクソすぎる」

っていうのがありまして、何ぞやと思い今回読んだらこの有様です。

 

確かにクソすぎます。難易度の話ですよ?

 

彼女たちを生存ルートに持っていくにはどうしたらいいのか?

まず悪役令嬢イリスの罹っている病気を治すようにしよう。

病気を治せば少しは良い方向に行くはず。

 

妖精の祝福・加護を受けたりしてあれこれした後、

イリス(と妖精たち)は流行病に対するワクチンの精製に成功します。

このワクチンのおかげで流行病に怯えていた村人たちも安心して暮らせるようになったのです。

 

何だか仁先生(大沢たかおさんが出演していたドラマの原作)を思い出すのは気のせいか。

あれは確かペニシリン


彼女は自身に罹った流行病へのコンプレックスを何とか克服できましたが

更なる事件発生。

何と彼女の行いがものすごく評価されたからか、

イリスが「緑の聖女」と呼ばれるようになってしまったのです。

(イリスの髪色が緑色なので)

 

もう次から次へと彼女が誉められageられ事件に巻き込まれで……。

これが文庫本の帯にあった

「私に構わないでください」なんだな…。

 

でも最後はみんなハッピーエンドを迎えたので良しとしましょう。

「バッドエンド」も「メリーバッドエンド」もありません。

イリスは第二王子レゼダと付き合ったし、

ゲームの主人公カミーユはイリスの弟である二ジェルと付き合ってなんとか丸く収まった。

 

今回もスラスラと読むことができました。

文体がそこまでくどくなかったからかな?

登場人物の性格もよかったし(男キャラはちょっと闇がチラッと見え隠れしてたけど)

誰も断罪やザマァやこき下ろすなんてこともなく全体的に見て穏やかに終わることのできた作品だと思えます。

個人的にですがね。

 

それでは今回の感想はここまでにしておきます。

ありがとうございました。