サンプルを読んで購入シリーズ。
それでは続きを読む、から感想です。
交通事故に遭ったことで、ハマっていた乙女ゲームの悪役令嬢シャルロットに転生した、とある少女。
本編開始前に推しの王子と対面できたものの、彼は何もしていない彼女に酷い対応をとってくる。
ゲームと違って既にヒロインに落とされている王子は、その後もシャルロットに嫌がらせをするばかり。
こんな王子もう嫌! とカンカンの彼女はひょんなことから竜人のシーランと知り合う。シーランは王子と違って優しく、そしてシャルロットを一途に想ってくれる。
そんな彼にシャルロットも惹かれ、両想いとなるけれどヒロインの妨害やシーランの国の事情など問題がいろいろと山積みで――!? (あらすじより引用)
評価:★★☆☆☆☆☆☆☆☆(2/10)
簡潔な感想
狂愛が作者と私の間で差がありまくりな為に低評価。
ベタ惚れ甘々なだけじゃないですか。
私の考えていた狂愛ってもっと濃くて一歩間違えたらドロドロに行きそう……って感じなんですよ。
そこがもう本当に残念に思えました。
それは狂愛じゃありません、溺愛です。
推しに罵られるだけでも辛いのに推しの頭が足りて……
前世で推しだった王子に出会えて幸せ……かと思いきや。
乙女ゲーム主人公に惚れ込んだ所為なのか王子が理不尽かつおかしい。
何でもかんでも乙女ゲーム主人公の言うことを鵜呑みにし過ぎだし視野が狭いしすぐキレる。
こんな愚かな王子で国は大丈夫なの!?って心底心配になります。
はっきり言って頭が足りてないです。
そりゃあ主人公も王子なんか必要ありません!って言いたくなるわ。
乙女ゲーム主人公(ヒロイン)がひたすらおかしい
悪役令嬢モノ定番の「主人公と同じ転生者で傲慢で性格最悪女」な乙女ゲーム主人公。
メイドの仕事に就いてるくせにろくに働きもしないし攻略云々とか言って周囲の人たちは彼女をおかしな人物として認識しています。
しかも彼女の狙いは王子ではなくこれまた悪役令嬢モノ定番の「後に悪役令嬢の恋人となるイケメン王子」。
彼を手に入れる為に攻略に必要なアイテム(図鑑など)の強奪未遂を繰り返します。
そんな彼女を主人公は毎回止めるのですが、毎回決まって
「私は主人公」
「悪役令嬢とモブ(主人公と一緒に居た人)は引っ込んでなさいよ」
「私は聖女なんだから」
とヒステリックになりかけながら主人公たちに暴言を吐きます。
もう性格最悪とかそういうレベルじゃありません。
おかしいんです。何もかも。
アイテムが置いてある場所を荒らしまくるのも理解に苦しみます。
押しに押して引くことすら考えないのも引きます。
前世でやった乙女ゲームってそんな行いがプラスになるゲームだったんですか……?
結局ラスボスは誰?
ラスボスは乙女ゲーム主人公?
それとも裏で悪いことを企てている国王陛下?
悪役令嬢モノなら乙女ゲーム主人公なんですが……どっちつかずになったら嫌だなぁ……。
最後に
この話の終わり方から見るに続き物。
でも乙女ゲーム主人公と王子の愚かさについていけない……。
辛いです。
今回は以上です。
ありがとうございました。