ラストスパートです。
ヤンデレもエロもないのにここまで読んでこれたとは。
著者の永瀬先生はものすごいんだなと感じました。
文庫本1巻のAmazonレビューでは「文才がない」という酷評がちらほらありましたが、
主人公:アイリーンの強さ・ラスボスの威厳と恐ろしい部分がありながらも少しお茶目な所とか。
そういうのをひっくるめてこの「悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました」シリーズは面白かったと思います。
スラスラ読めるし。
浅田気が乗らないとスラスラ読めないんですよね。
それでは続きを読む、から感想スタートです。
⑦は番外編回だったので割愛。
最終巻である⑧は何と未来からやってきた人物が。
それは「クロードとアイリーンの息子」。名前はシャルル。
突然現れたかと思えばエルメイア王国を襲撃。
何が何だかわからないまま王国のみんなは聖王バアルの居るアシュメイル王国に避難。
また聖王は便利屋に……いいかげん怒ってもええんやで…。
初代ヒロイン兼聖剣の乙女:リリアの話によると
「これ聖と魔と乙女のレガリア5が舞台だ」。
でもなんか変。6の要素も混じってる可能性あり。
もうめちゃくちゃですやんか。
しかも未来からやってきたのはシャルルだけじゃない。
もう盛りだくさん、大勢で過去にお越しです。
永瀬先生!!最終巻だからって飛ばし過ぎですわよ!!
でもそんな災難困難も
クロードとアイリーンの愛
仲間にしてきたラスボス(+α)
リリアたち歴代ヒロイン
レイチェルたち歴代悪役令嬢
の力で乗り越えることができましたよ。
特にリリアがめちゃくちゃや…
「初代ヒロイン」の補正どんだけあんねん…。
この物語を読み終えて、なんですが。
え…?
リリア最後まで味方やったん……??
…ってことが大きい…。
いやこういうのって最後に決着!か
「馬鹿め!今まで味方だと思っていたのか!」って裏切るパターンですやん…。
というか彼女やること為すことがその場その場で変わりすぎなんですよね。
例えるなら
「アルターエゴ:リンボ」。
…とまではいかないと思いますが、
彼女の数々のやらかしのことを思うとあながち間違いではないかと…。
リンボ「忘れもしませぬ、あれは拙僧が乙女ゲームの初代ヒロインに転生し
初代悪役令嬢に転生したカルデアのマスターと幾度対立し衝突しながらも
最後に共闘していたときのこと……。」
…嫌すぎる。
自分でやっといて何言ってんだって感じですけどね。
でもまぁそれぞれハッピーエンドだしいっか!!(ヤケクソ)
総合的な感想としましては特に文句なくスケールのデカさに満足したお話だと思いました。
ただ一つだけ、一つだけなんですが……。
後半の巻での登場人物紹介がほとんど機能してないのはどうかと思います。
前巻までのキャラの情報・関係を知る為に登場人物紹介を見る
…という習慣を持っている方には絶対お勧めしません。
浅田はこの習慣があったので大ダメージ喰らいました。
なんやねん「お題:今後の目標」って。
登場人物紹介ページで大喜利始められても困るんじゃと。
そこだけマジで残念だった。
せめて紹介文にプラスして大喜利?してほしかった。
こうして色々書きましたが、
このシリーズに出会えてよかったと思います。
今回はここまでです。
ありがとうございました。