読んでみたかった「追放モノ」と「聖女モノ」。
(公文〇みたいに言わないでよ)
それを同時に叶えてくれたのがこちらの作品。
タイトルからもう欲張りセット感がありますけどお得なのでしょう。
それでは続きを読む、から感想です。
簡潔な感想
まさにRPGなノリの作品でした。
今までは乙女ゲームベースだったので本当に新鮮。
ギルドを作って仲間を集めて任務をこなしてギルドを成長させていく。
聖女って肩書きはあるけど崇められたりはせず、加入してくれた仲間も「家族」のように接してくれます。
温かいな、というのが率直な感想でした。
主人公は勇者ギルドから追放された聖女
主人公は聖女なのですがある日勇者にパーティー解雇を告げられます。
理由は「お前地味、美人集めてハーレム作るから邪魔。
ていうか勇者と聖女が婚約する義務もウザいから婚約破棄するわ」。
……最低すぎるよ!!
異世界転生すると、パーティー追放か婚約破棄かのイベントが発生することがありますが
この作品ではどちらも味わえます!
やったね!最悪です!
あまりにも最低な理由だったし、元々性格最悪な勇者に着いて行くことに限界だった聖女シアはあっさりパーティーを抜けたのでした。
ここから彼女の物語が始まります。
人柄重視で仲間を集める
ギルドを作ったシアは仲間を集めることにします。
彼女が加入希望者に求める条件は
「人柄のいい人」。
前居た勇者パーティーは能力を重視したあまり性格の悪い人たちばかりでした。
特に勇者。
だから人のステータスを見る能力を使い
人柄のランクが高い人たちをギルドに呼んでいきます。
人柄重視だからステータスはイマイチ?そんなことはありません。
伸び代のある人や実は凄い人(剣士って出で立ちだけど実は魔法に長けていてエリート)が加わったりするので、
個性豊かで安心します。
追放モノのお約束?
追放モノを見るのが初めてな私が言うのも何なんですが、
追放されたけど最高の仲間ができたので万々歳です!
ていうか最強になっちゃってます!!
がお約束なのでしょうか。
これより更にヤバいのが
俺たち最強になっちゃったよ?俺を追放した奴らざまぁwww
って奴が加わったモノですね。
今回は最強になっちゃってます!で終わってますけどね。
最後に
恐らくなんですけど初めて追放モノを読む、という人にはたいへん優しい(易しい?)小説だと思います。
私が実際そうですからね。
ギルドの雰囲気もアットホームなのですんなり読めるかも。
現実世界の「アットホーム」は安易に信じてはいけませんが、
フィクションなら大丈夫でしょう。
今回は以上です。
ありがとうございました。