今回の主人公は、ヒロインでも悪役令嬢でもありません。
ヒロインの姉、です。
それでは続きを読む、から感想です。
簡潔な感想
乙女ゲーム主人公な妹を最悪な男たち(ヤンデレ、俺様バカ殿、チャラ男系)から守る為に
妹が入学する前にフラグを折っていくお姉ちゃんのお話…なのですが。
読み終わると「フラグを折っていく…?」と疑問に思う作品でした。
総合的に言うと「正義感の強いハイスペお姉ちゃんが妹が入学する前に学園の事件を乙女ゲーム攻略キャラと一緒に解決するお話」ですね。
最後に妹が入学するんですけど、フラグが折れてるかは不明です。
ヤンデレ野郎は折れてると思うんですけどあとのキャラのフラグが折れてるか…。
ちょっと私は曖昧だな、と感じました。
現代日本の筈なのに身分差がある
主人公が入学した学園は特待生への当たりが強い学園。
入学当初から主人公に嫌味言いまくったりしてる奴が居てクソすぎる。
特待生は自分たちよりみすぼらしい家庭で生活している癖に!の精神が宿っています。
悪役令嬢モノの身分差云々がそのままシフトしている…。
このゲームは何時代なんだ…となりました。
行動力、正義感ありまくりの姉
あまりにも特待生への当たりが強い奴ら(内部生というらしい)がクソすぎるので、
このままでは妹が入学した時大変なことになる!と主人公(シスコン)は考え
学園内の身分差によるいじめ行為などを払拭する活動を始めました。
1年生ながらものすごい行動力を持つ主人公を支持する生徒が徐々に増えていく。
フラグ折りは何処に行ったんでしょうか…。
いい事、いい事なんだけども…!!
フラグ、折れてる?
結局最後まで読んでみても
「主人公が秘密裏に妹とクソ野郎たちのフラグを折っている」
…という要素は感じられませんでした。
ちょっとタイトル詐欺感。
最後に
フラグを折る、となると
「どうして私が愛されてるの!?」
が付き物なんですがこの作品はそういう要素がありません。
ハイスペお姉ちゃんの奮闘記、ぐらいで見ていた方がいいかもしれません。
今回は以上です。
ありがとうございました。