今回は異常です。ありがとうございました。

DLsiteがるまにの作品感想やラノベ感想などを投稿しています。

悪役令嬢の役割は終えました を読みました。

破滅フラグ回避とか関係ない悪役令嬢モノです。

悪役令嬢の役割は終えました (レジーナブックス)
 

それでは続きを読む、から感想です。

簡潔な感想

悪役令嬢モノにありがちな「破滅フラグ回避」をしない。

「悪役令嬢」というポジションを楽しむわけでもない。

「悪役令嬢」は主人公にとって「通過点」でしか無かったのです。

 

ちょっと変わったタイプの悪役令嬢モノですね。

特に不快な点はありませんでした。

 

悪役令嬢として動く主人公

主人公は悪役令嬢としてゲーム主人公に暴言を吐いたり嫌がらせをして、

王太子との婚約破棄にこぎ着けることに成功。

これにはれっきとした理由があります。

 

「前世の妹を救う為に悪役令嬢としての役割を果たす」。

厳密に言うと王太子とゲーム主人公の仲を取り持つ」。

この約束を神様としたので彼女は悪役令嬢を演じたのです。

 

それ程までに妹の命を救いたかったんだと、

彼女の勇気や精神に敬意を払いたくなりますね。

 

更に貴族から庶民になるという旨を聞いた主人公は喜びます。

侍女として働く?喜んで!な態度。

もうメンタルが最強じゃないですか。

 

元婚約者、ゲーム主人公との仲は良好

さて、悪役令嬢として動くと元婚約者やゲーム主人公と険悪なムード……になると思うのですが

こちらはどうやら違う様子。

というか即和解?に。

「ゲーム主人公に暴言吐いたりしてたのは元婚約者と結婚したくなかったから」

……という理由がすぐ相手に伝わって解決したんですよ。

 

他作品だと元婚約者サイドってかなり疑いますよね?

特に婚約破棄言い渡した元婚約者。

即和解、そしてあれよあれよとゲーム主人公の専属侍女になったりした主人公。

皆優しいんですね…。

優しい世界。

 

ちょっと好意的になるのが早い…かも

作中で、騎士団副団長の青年が出てくるのですが

彼は最初悪役令嬢としての主人公を嫌っていました。

だけど侍女として働く彼女を見ている内に彼女のピンチを救ったりして次第に好意を抱くようになります。

これだとありがちなパターン、定番ですよね。

 

ですがこの一連の出来事が結構早いな…と感じました。

彼が登場するのは1巻の中盤辺り。

彼が主人公に好意を伝えるのは1巻の最後辺り……と、

ちょっと早いかもしれません。

 

2巻では中盤辺りはもう番外編が始まっていたので、もう少し本編があった方が良かったんじゃないかな…と勝手ながらに思っていました。

 

最後に

読んでて楽しかったです。

だからこそもう少し本編があった方が……と思ってしまいました。

 

今回は以上です。

ありがとうございました。