有名どころ?を読めたと思います。
ちょっと更新が空いていたのはこの作品が続き物だったからです。
それでは続きを読む、から感想です。
簡潔な感想
王道に王道を重ねた作品。
でも2017年書籍化だから黎明期とかになるのかもしれません。なので一概に「在り来り」とか言えませんね。
恋愛要素(婚約とか)はあるのですが、そこまで濃くないです。
(相手はめちゃくちゃ愛情を注いでいるけど主人公は人並みに……といった具合)
地の文に「SUGEEE」とかネット用語じみたのがあります。
苦手な人は注意。……と言ってもほんの少しだけですけど。
ゲームシステムで冒険をする
主人公は異世界にトリップをして、レアな職業「癒し手」として生活をします。
彼女は人に会うたびステータスチェックを欠かさない。
聖女の「鑑定」スキルみたいです。
ステータスは「称号」「スキル」「HP/MP」などが記載されています。
RPG形式ですね。
冒険を進めていくと称号やスキルが増えていきます。
こういうの分かりやすくて助かりますね。
あんまりチート無双感はしない
主人公は「癒し手」なので回復技がメイン。
ですが彼女は冒険を進めていくうちに回復技だけではなく防御技、
更には神様から「隷属解除(血の契約みたいな強固なものを解除することができる)」まで授かってもうチート状態。
だけど無双だったりTUEEEE感はしません。
適材適所を見極めているからでしょうか。
登場人物に関して予想が付きやすい
これはちょっと善し悪しを判断しにくい点ですね。
小説などには「え?まさか黒幕は一緒に行動していたあの人!?」みたいな展開があったりしますよね。
ですがこの作品は
「この新しいキャラ…敵か黒幕かな」という予想が容易に付きやすいです。
劇場版名探偵コナンの「有名声優が演じるゲストキャラが犯人の法則」みたいな。
主人公の夢の中に現れる男性の正体も結構予想付きやすかったな、と思います。
これが私にはハッキリと善し悪しと決められない点ですね。
最終巻の番外編について
最終巻の巻末に番外編が収録されているのですが、内容は主人公の前に異世界トリップしてきた学生のお話。
だけどこれもう1話くらい追加して欲しかった感がありました。
最後に
王道ファンタジーは良いですね。
昨今はそれに逆張りしたモノが定番在り来り……になっているので、
こういった小説も読んでみてもいいのではないかと思います。
今回は以上です。
ありがとうございました。