まさかの引きこもりで破滅フラグ回避。
それでは続きを読む、から感想です。
簡潔な感想
なんというか…。
勝手に周りが大暴走して、その様子に主人公がリアクションを取っているだけ……に見えてしまいます。
これは続き物なのでしょうか?もしこれで終わりだとしたら物凄く物足りないです…。
引きニートではなくただ引きこもってるだけ
タイトルにある「引きニート」。
私は最初「某干物な妹みたいにダラケて生活している転生悪役令嬢」だと思っていたんです。
でも実際読んでみると
「閉所恐怖症、暗所恐怖症持ちの美少女が沢山の人たちに大事に大事に可愛がられてる」
状態でした。
しかも家のお仕事の手助けをして貢献もしている。
引きニートって何なんでしょうか。
巻末に
「初出:転生したら悪役令嬢だったので引きニートになります(旧:悪役令嬢は引き籠りたい)」
とありました。
……改題されていたのですね。
引き籠もり、で良かったのでは……?
お父様がチートで物騒
主人公:アルベルのお父様は愛娘の為ならどんな犠牲も厭わない男性。
美しく整った顔も愛娘に何かがあればすぐ返り血に染まる。
愛娘に嫌がらせや不埒なことをしてくる奴らにはたとえ王族であろうと必ず始末すると決意。
……大変チートで物騒です。
彼が大抵の事件を(無理やり力ずくで)解決してしまうので、
「あれ……?他キャラ…要ります?」
と疑問。
何かこう……残念に思えます。
私が「この巻で完結だとしたら物凄く物足りない」と思ってしまう最大の理由ですね。
もっと義弟や幼なじみや使用人の掘り下げが欲しい!と感じます。
情緒不安定な登場人物が居る
ちょっと主人公に辛辣な使用人がいきなり取り乱したり、
義弟がシスコン通り越して大胆になったりして情緒不安定なのかと心配になるシーンが沢山ありました。
これはやはり掘り下げが足りないからでしょうか。
あと主人公は悪役令嬢に転生しているので勿論乙女ゲーム主人公も居ますし婚約者となる(はずだった)王太子殿下も居ます。
でもやはり掘り下げが足りないので、
突然殿下がキレて主人公に暴力を振るってきたシーンに読者である私は困惑します。
後半辺りでいきなりやってきて主人公に暴力……
いくら乙女ゲーム主人公が泣きついてきたからって、それは唐突過ぎますし情緒不安定が過ぎます。
そんな情緒不安定殿下もチート物騒な主人公のお父様に成敗されて投獄エンド。
もっと……詳細に…、唐突過ぎます。
乙女ゲーム主人公も投獄されて勝手に後悔して嘆いてるし…。
最後に
結局お父様がとんでもないということしか情報が入って来ませんでした。
帯に「無自覚系天然タラシな悪役令嬢誕生!!」って書いてますけどお父様がバーサーカーという面が目立ち過ぎてよく分かりません。
そしてそのお父様なのですが、二次創作にありがちな「物騒なセコム(暗黒微笑付)」みたいで恐怖感もちょっと薄いような…。
物凄く上から目線で失礼な物言いをしていることは分かっています。
でもそんな感じです。
今回は以上です。
ありがとうございました。