情報量が多そうなタイトルですね。
それでは続きを読む、から感想です。
簡潔な感想
サラッと読めて、サラッと入ってくるお話です。
もう9割がタイトル通りなので本当に読みやすい。
あらすじ見ただけだと
「王様な彼が主人公の元婚約者を公開処刑でもするのだろうか……」と身構えてしまっていたのですが、実際はそうでもなかったです。
女だからという理由で馬鹿にされてきた主人公、王様を拾う
亡き父の遺志を継いで公爵位を授かった主人公:ルナータ。
でもこの世界は男尊女卑っぽいです。
周りの人たちは皆「女性なのに公爵なんて大変でしょう(笑)」みたいに嫌味を言ってきます。
更に最低なのは、婚約者:コベック。
彼は
「女が自分より上位に居るのは許せない。だからお前から婚約破棄を持ちかけて欲しい」
と彼女に言い放ちます。
私このセリフ見た時「クソかよ……」と呟きそうになりました。
別にフェミニズムとかそういうので引っかかったのではなくただ単にムカつきました。
……コベックはこのままフェードアウトか可愛い女の子連れてルナータを馬鹿にしに来るか?
と思ってたのですが、
何と未練たらたらで、「婚約関係をやり直してやろう」とか超上から目線な発言を繰り返す。
もう愚かに愚かを重ねてます……。
主人公は勿論拒絶。
森で出会ったグリフォンに変身できる青年:アルフェイグや優しく愛らしい動物たちと一緒に癒される日々しか望んでいません。
緩い感じに見えてかなりハイスペックな王様
拾った青年は実は100年前に国を治めていた王様。
見た目、言動は何だか朗らかで緩め。
ロマンティックでキザなセリフを彼女に囁いてくれる。
でも社交場でいつも通りに馬鹿にされるルナータのフォローをしたり、
ルナータを馬鹿にした奴らを言い負かしてみせます。
元々がハイスペックなのもありますし、「ルナータだから」という部分も見られるので
ルナータは少しずつ彼に惹かれていきます。
サブタイトル通りだけどタイトル通りかは微妙
全部読んでみました。
サブタイトルの「ダメ男と婚約破棄して~」は合ってました。その通りです。
でもタイトルの「女公爵なんて向いてない!」は合ってるかは微妙……。
もう公爵位なんて話題がなかったことになったようになってました。
最後に
定番のノリでハッピーエンド。
変にギスギスもしていませんでした。
今回は以上です。
ありがとうございました。