それでは続きを読む、から感想です。
簡潔な感想
フラグ回避はする、でもその方法は乙女ゲーム制作!?
という少し変わった作品でした。
異世界でその世界と同ジャンルの作品を制作。
何かしらの法則が乱れかねないものに思えましたが、皆楽しそうだったので良し!なのでしょう。
主人公の前世は乙女ゲームのシナリオライター
前世で彼女は乙女ゲームのシナリオライター(…と言っても彼女は女性向け男性向け幅広く手がけています)で、転生前も乙女ゲーム制作に取り掛かっていました。
シナリオもできたしこれで一段落!……と思ったらめちゃくちゃ理不尽な上司にシナリオ改変を要求されるという悲劇が。
しかもその改変ポイントがめちゃくちゃ理不尽な上腹立たしいもの。
「悪役令嬢を出せ」、と。
この上司は「悪役令嬢」を乙女ゲームに出せば人気が出ると勘違いしている模様。
これ本当に私もムカつく部分でしたね。
作中で登場人物(主人公の仕事仲間)も
「悪役令嬢っていうのは小説投稿サイト発祥で、乙女ゲームには存在しないんです!」
と言ってましたし。
そう抗議しても「悪役令嬢って流行ってるんだろ!入れろ!」と上司は怒鳴るばかり。
この人「他ソシャゲ要素を取り入れれば成功する」って勘違いしてる人ですよ……。
変にリアルに近い描写だったのでめちゃくちゃ印象に残りました。
恋愛小説を好む先輩と出会い意気投合
転生後主人公が出会ったのは、
「黒の一匹狼」という異名を持つゴツい先輩:ジーク。
魔獣を一人で倒していく恐れられている先輩です。
でも彼は意外なことに恋愛小説が大好き。
これが運命の出会いとなります。
……乙女ゲームを作る上での。
乙女ゲーム世界で乙女ゲームを作る
ジークが実はイメージを映し出し、記録に残す魔法が使えると分かった主人公は
ジークと話し合ってシナリオ作成。
実は絵が得意なメイドにイラストを描いてもらい、
ピアノ演奏が得意なゲーム主人公にBGMを入れてもらう。
これでいつの間にか友情ルートに行くという奇跡が起きました。
何故か起きる断罪イベント
友情ルートに行ったのにラストで何故か卒業式で断罪イベントが起きました。
ゲーム主人公と仲良くなったのに何故!?
……その理由は作品内で。めちゃくちゃ理不尽かつくだらないと言いますか……。
最後に
読んでてすごく楽しかったです。
きれいにまとまってました。
今回は以上です。
ありがとうございました。