王女様……？
それでは続きを読む、から感想です。
簡潔な感想
純粋にロマンスと受け入れるのが難しい作品でした。
というのも、変にあっさりし過ぎて情熱的……とかドキドキの余韻……とかそういうのになれなかったんですね。
その理由を今から述べます。
王女に理不尽に婚約破棄された2人
主人公:セレイアはハロルドという婚約者が居ました。
昔から交流がありこのまま婚約できると思っていた2人。
ですがある日事件が起こり婚約破棄となってしまいます。
その原因は王女:コルネリア。
王女はハロルドに惚れて強引に彼を自身の婚約者にしたのです。
なので2人の関係が悪化したとかそういうのではなく、圧力をかけられて婚約破棄に至ったという訳です。
理不尽すぎて涙しかない。
代わりの婚約者に虐げられるかと思いきやあっさり手のひら返しされた
セレイアとハロルドは王女によって婚約破棄。
そのままセレイアは辺境の伯爵と婚約することになります。
その辺境伯は王女を愛しており、
セレイアを「王女を侮辱したり王女に嫌がらせをする女」と認識していたので
最初はセレイアに辛く当たっていました。
でもそんなのも長くは続きません。
王女の本性を知った途端彼はセレイアに愛を囁いて来たりするようになります。
変わり身が早すぎです。セレイアと共に辺境にやってきた子も驚いてました。
「え？あのゴミが何で！？」みたいな。
王女がひたすらクソという感情しか湧かない
そんなこんなでセレイアとハロルドは元の婚約関係に戻るべくお互い行動し合うんですけど、
なんというか王女がひたすらクソ……。
ハロルドを婚約者に選んだ理由は「顔」。
邪魔者だったセレイアを辺境伯に押し付ける。
自分を守る素敵な騎士にしたいから戦争吹っかけてハロルドを戦地に赴かせる。
その所為でハロルドが大怪我を負ったと知るや否や一方的に婚約破棄。
もうめちゃくちゃです。
頭がお花畑だから……って周囲の人たちが言ってたけど限度ってモノがあるでしょうに。
これラストで王女にざまぁでもするのかと思ってたんですけどそれはありませんでした。
普通にフェードアウトでログアウトしていきました。
めちゃくちゃ拍子抜けしました。
別に絶対にざまぁ入れろ！と言う気はないのですが、
ここまで王女を完全なクソ女として君臨させておいて、
いつの間にか居なくなってる……は私的にスッキリしません。
せっかく2人のロマンスに集中しようとしても、王女に対する怒りが収まってないので大変辛かったです。
最後に
メリハリを付けて欲しかったと思いました。
ハッピーエンドなのにスッキリしない！！
今回は以上です。
ありがとうございました。
