お料理モノ、だと思っていたのですが。
それでは続きを読む、から感想です。
『うちは異世界召喚されやすい家系なの』なんて言われながら育った平凡なOL、福寄真昼。
冗談かと思いきや、ある日突然、本当に異世界に放り出されてしまった!?
しかし、真昼は前向きに『お弁当売り』を始め、情報収集をすることに。
珍しい料理を扱う謎の弁当売りの噂が呼び込んだ客―「究極のものぐさ天才魔術師」を餌付けした結果、真昼は意図的に召喚されたらしいと知る。
そして犯人を探るうち、彼女は自分に驚異的な魔力があると気づき…?
(あらすじより引用)
評価:★★★★★★☆☆☆☆(6/10)
簡潔な感想
異世界で元居た世界の料理を詰めたお弁当を売っていたら国ぐるみの事件に巻き込まれて──!?、と定番中の定番なんですけど、読み終わると
「お弁当売りより聖女面が強いな……」と思いました。
召喚されやすい家系……?な主人公
異世界召喚というと、
道端に突然召喚フィールドみたいなのが現れて……とか
交通事故に遭って……
っていうのがあるあるなんですけど。
この主人公は召喚される運命が「ほぼ決まっている」。
両親から「貴女は異世界召喚されやすい家系」って言われ、本当に異世界召喚されてしまいます。
中々ないですよね。異世界云々でご両親が言及するの。
天才魔術師の餌付けに成功した主人公、お弁当売り要素が薄れていく
評判は上々で街のみんなと談笑し、お弁当を売る毎日。
そこからものぐさの極みのような天才魔術師にお弁当やデザートを振る舞い餌付け(言い方……)に成功し、自身が何故召喚されたのか、誰が召喚したのか。
そして元の世界に帰る方法を探す。
……なんですけど。
どんどんお弁当売り要素が薄れていっているような……?
普通に異世界召喚された聖女が事件を解決!みたいな。
1巻で路線変更っぽいのはびっくりしました。
え……?
元の世界に帰れたマヒル。
両親から衝撃的な言葉が。
どうやら「異世界と元の世界を行き来することができる」との事。
母親がそういった能力に長けていてマヒルは母親譲りの能力持ち。
だからまたあの異世界に行くことができるのです。
これ本当に驚きました。
両親が主人公の異世界云々に言及していたり、しかも異世界召喚を能力技術として扱っている。
次元が違いすぎる……。
最後に
2巻でお弁当売り要素が復活していればいいですね。
今回は以上です。
ありがとうございました。